裏千家のお稽古では、四ヶ伝と言って、本にも乗せられていない口伝のものがあります。
 
前回のお稽古では、その四ヶ伝の盆点(ぼんだて)があったので、自分の備忘録を。
 
なので、以下はお茶をされていない方には”何のこっちゃい”ですパー しかも長いあせる
そして、私の記憶なので間違えている可能性もある上に、先生によって仰る事が違っている場合もあるので、あくまで私の備忘録です。
 
これまでも四ヶ伝を習ってきているのですが、覚えよう!という気があまり無く、「また次にお稽古するだろうから徐々に体に染み込んでいけば良いや」と思っていましたが、少し真剣に覚えていく気持ちを持ち始めましたアセアセ遅いですがアセアセ
 
 
 
 
お道具:曲の水差し・象牙のお茶杓、唐金の建水、竹の蓋置、唐物茶入れ、四方盆
 
お点前:客入りの前に水差しを飾り置き。
 
襖を開け、四方盆を運ぶ(中央にお茶入れを置き、左手はお盆を 右手でお茶入れを支える)。
 
茶碗を運び、襖を閉める。
 
正面に座り、一手で茶碗を勝手付きに置く。
 
両手で盆を持ち、少し手前に引く。
 
点前に向き(外隅より、やや外)、両手でお茶入れを持ち、膝前に置きお仕覆の紐を解く。
両手で横を向け、手前・向こうの順で紐を緩める。
両手で持って、炉口右から3分の1位の位置に手なりに置く。
 
腰から袱紗を外し、真の四方捌き(親指を入れて、4回たわめて半分半分半分・・・と5回分小さくする)
 
左手で盆を持ち、三の字、Jの字、Jを戻る順に清める。
袱紗、下から3つ目を取り腰に付ける。
 
お茶入れを両手で取り、左・右と割り、お仕覆を脱がせ、両手で膝前に置く。
お仕覆は水の方へ返し、左手で水差しの左に置く。
 
腰から袱紗を外し、真の四方捌き。
両手でお茶入れを手に取り、蓋を手前・向こうと清めてから胴を時計回しに清める。
 
袱紗をお茶入れの底に滑らせて持ち、盆の中央へ置く。
 
袱紗、下から3つ目を取り腰に付ける。
 
茶碗を左・右の2手で取り点てる位置に置く。
 
左・右と膝退。
 
(襖開け閉め) 建水を持って入る。(襖を閉める)
 
手前に座り、建水を身体横に。
 
柄杓を構え、蓋置を出し、置く。柄杓を置く(総礼) 建水を上げる。
 
腰から袱紗を外し、茶杓清める(いつもより1拭き多く。最後に袱紗の下から一回突き上げ、袱紗の上で2回引き上げる。
更に袱紗を捌き直して清め拭き。
 
左手で扱い、右手で持ち直して盆のお茶入れの左に置く。
 
お茶筅を柄杓の右向こう、畳縁から5目の位置に置く。
 
お茶巾を水差しの上に置く。
 
袱紗をチョキして柄杓を構え、釜蓋を開ける。
 
湯を汲み、蓋を閉める。
 
茶筅通し(いつも通り)
 
湯を捨て、茶巾で清める。茶碗を置き、茶巾を水差しの上へ置く。
 
草清(左手親指を根本から右手の親指・人差し指で包むイメージ。左手の平を露で清めるような。)し、茶入れを両手で取り、蓋を盆中央に裏返しに置く。
 
茶杓を取り、すくい出し(回し出しはしない)、茶杓を茶碗右肩に仮り置く。
 
茶入れに蓋をし、盆中央に戻す。
 
茶を捌き、お茶碗の中で1度打つ(静かに)。
 
右手で茶杓を握り込み、袱紗を腰から外し、捌いて茶杓を清める(最初と同じ)
茶杓をもう1度右手で握り込み、袱紗を建水の上で叩いて、更に清め拭き。
茶杓を盆中、茶入れの左に戻す。
 
柄杓を構えて釜蓋を開ける。
(袱紗を左膝横に置く)
 
湯を汲み、茶を練る。
湯を汲み、茶を緩める。
 
茶筅は建水の右肩に置く(汚れたものは客前に出さない。)
 
お茶を出す。
 
正客一口目でお服加減を尋ねる。
 
中仕舞い(柄杓を構えて、釜蓋をし、柄杓を建水に畳み、蓋置を建水の下に置く)
 
客付き(釜正面、外隅より一寸外)に回り、茶名のやり取り等。(お菓子は3種出ている。)
 
末客の吸い切りで点前に戻り、中仕舞いを解く。(蓋置を取り、柄杓を構えて釜蓋を開け、柄杓を釜に伏せる。茶巾を釜蓋に置き換える。
 
水差しの蓋を両手で同時に取り、左手を滑らせて左手で置く。
水を1杓汲み、釜に入れる。
袱紗を腰に付ける。
 
お茶碗が返ったら取り込んで膝前に置き、総礼。
 
湯を汲み、捨てる。「お仕舞にさせていただきまます」と伝え、水を汲み茶筅通し(いつも通り)
茶筅を柄杓の右に置き、水を捨て、茶巾を納め、茶筅を納め、茶杓を伏せて納める。
 
茶碗を右・左の2手で勝手付きに置く。
建水を下げる。茶碗を下げる。
 
釜に水を1杓入れ、釜蓋を閉める。
 
水差しの蓋を閉める。
 
(客から拝見を請われる)
柄杓を建水に畳み、蓋置を持って水差し正面を向き、蓋置を建水の下に置く。
 
草清して両手で茶入れを持ち、客付に向く。
袱紗行の四方捌き(親指入れ、4回たわめて半分半分の後、菱形に持って捌く)
清めた後、袱紗を茶入れの底に持っていき、半時計周りに2度回す。2回目で自然に滑らせて置く(茶入れを滑らせるというより、袱紗を滑らせて引くイメージ)
 
袱紗を握り込んだまま点前を向き、一番上を取って、親指を入れ捌き直し、行の四方捌き。それを右手で握り込んで盆を持ち、客付けに回り、川の字で清める。(Jの字、Jの反対も)
右上、左下・・・と回し、縁外に置く。
袱紗を腰に付ける。
 
水差し正面に戻り、茶杓を持ち客付けに回り、手をついて出す。
 
点前を向き、お仕覆を取り、客付けから手をついて出す。
 
水差し正面を向き、柄杓、蓋置、建水を持って退室。
茶碗を持って下がる。
水差しを持って下がる。
 
お茶入れ:伝来(三井家・徳川家等)、ぶんりん
盆:四方盆、そうてつの塗り
お茶杓:利休型真削り
 
草清してから茶入れを盆の中央に乗せ、茶杓を左、その上にお仕覆を載せ、右手で茶入れを支えながら持ち、退室。
退室の際はその形のまま勝手付きに寄せれば良い。