☆豪田トモさんの「オネエ産婦人科」を読みました。
 
院長を始めとするスタッフの殆どが性的マイノリティーという一風どころか物凄くユニークな産婦人科。
 
大学病院からオネエ産婦人科へ移った男性医師が主人公です。
 
 
例えば、自分が性的マイノリティーであったなら。
 
幼い頃からそうであったなら。
 
誰かに話すか。 話せるか。 話したら どうなるのか。
 
人を好きになるという自然な感情にすら負い目を感じてしまう時期があるのではないか。
 
そんな不安と戦い続け、偏見や差別で傷つけられ続けるのだろうなと悲しくなります。
 
 
自分の友人が性的マイノリティーだったなら。
 
友人や知人になろうとしている人が そうであることを知ったなら。
 
まぁ、私は気にしないな。
 
気にしないけれど、友人知人が傷つけられる事に敏感になると思います。
 
 
オネエ産婦人科のスタッフさん達は傷つく事を経験しているから、患者さんの心に寄り添う事をモットーに働いています。
 
出産を終えた親子がその後も居場所を作れる様に、子供の遊び場を備えた病院とは何て素敵なんだろう。
 
言葉で寄り添う事が重要な人も居るでしょうけれど、私はこういう行動で示してくれる事に偉大さを感じます。
 
本の後半は涙涙の読書となりましたえーん
 
大勢が素敵だと思う事がマジョリティーになれば良いのに。
 
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