カズオ・イシグロさんの著書「わたしを離さないで」を読みました。
カズオ・イシグロさんは日本生まれのイギリス育ち。
よって、この本は日本語に訳されたものです。
カズオ・イシグロさんについてはコチラ↓
臓器提供の為だけに生まれた、クローンの人間の話です。
物凄く興味深い内容なのですが、この本ではクローンの人間のおいたちや感情の移り変わりを主に書かれていて、世間のクローンに対する対応や法律などは匂わす程度です。
抑制の効いた物語。
知りたい…全部書いて!というタイプの私ですが、この本はバランスも良く、「あぁ、この表現の量は もしかすると 今の日本人には忘れ去られようとしている”隠す魅力”なのかなぁ」とも思えます。