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あさのあつこさんの「花冷えて」を読みました。

青山文平さんの「つまをめとらば」と同じイラストレーターさんの絵かしら??

一見 同じ作者のシリーズものかと思ってしまう程表紙が似ていました目あせる


お江戸の町で闇医者として生きる おえん。

子を身篭ったが何らかの事情で産めない女が おえんのもとにやって来る。


おえんは医者として訪れた者を診ながらも 其々の来し方に興味を持つ。


女は命懸けで子供を産む。


命懸けで子を産む女が 時には夜叉となり人の命を奪う。

無垢か 稀代の毒婦か。


女の一生は花に例えられるけれど、女はすぐに散ったりしない。

咲く時期も其々。

お江戸で咲く其々の花の美しさを 異国の血をひく おえんは 興味深く”診て”ゆく。


ちょうどこの時期の季語”花冷え”

タイミング良くよめたのは、本の神様の取り計らいかしら(*^ω^*)

読者は主人公の”おえん”にも興味津津となる作品でした(╹◡╹)