よしもとばななさんの「スナックちどり」を読みました。

 

”スナック”ってね、あんまりご縁が無いのですが、女性は大体そうかな?

 

でも、そんな女性でも”スナック”って「なんだか良いなぁ・・・温かいなぁ・・・」と思える存在なのです。

 

 

両親を亡くし、スナックを経営する祖父母に育てられた ちどり。

 

その祖父母も他界し、スナックを閉め 新たに「BARちどり」を開店する事にする。

 

同じお酒を提供するお店ではあるものの、何故スナックからBARに変えようと思ったのか。

 

改装中にヨーロッパに長期滞在をする ちどり。

 

そのちどりに合流する従妹のさっちゃん。

 

さっちゃんは、離婚したのだけれど、その元夫のパーソナリティーが凄い。

 

全てを赦してあげたいと思えなければ、こんな人と結婚出来ないと思えるお相手。

 

そこまで元夫を愛せなかった、さっちゃん。

 

そんな2人がイギリスの静かな町で過ごす数日間。

 

よしもとさんの小説は非現実感の中で現実を考えさせてくれるので好きです。

 

 

誰かの生きがいとして生きる事の重みと責任感。

 

そんな事、考えた事も無かった。

 

読者登録してね