トルーマン・カポーティさんの「夜の樹」を読みました。
これが、図書館でのリクエスト2冊目の本です
今のところ、採用率100%
一人当たり、月に一冊リクエスト出来ます。今月もリクエストしているのですが、それは新しい本では無いので、採用が難しい旨を伝えられての受付でしたのでドキドキしながら結果を待っています。
話を戻しまして、この「夜の樹」のトルーマン・カポーティさん。
皆様は、一度はこの方の作品を耳に目になさっている筈です。
「ティファニーで朝食を」の著者なんです。
しかしながら、それを念頭にこの本を読むと、頭が混乱します。
あの爽やかな”ティファニーで~”の作者と同一人物なのかと疑う程、作品のテイストが違っています。
短編集なのですが、どの物語も 人間の心の内の闇や弱さが書かれていて、ひやっと手が冷たくなる様な作品もあります。
人の不安が具現化したならば、こんな不安な日常なのか・・・と思えるものもあります。
孤独とは、きっと 人に認めてもらえない事なんだろうと思える悲しい作品もあります。
著者の、著作のイメージは決して1作で掴めるとは思わないまでも、こうもイメージを覆す作品を生み出すとは。