あさのあつこさんの「ゆらやみ」を読みました。
炭鉱の町の遊郭の女郎のお話。
父は知れず、母は炭鉱で自分を産み落とした後亡くなったという。
母の兄に育てられるが、炭鉱の男は長生き出来ず、幼い主人公を残して逝ってしまう。
何かと面倒を見てくれた遊郭で下働きする事になるが、器量の良い主人公は、年頃になると当然の様に女郎として働く事になる。
幼い頃に一目惚れした相手の事を忘れられず、女郎として働く前日に会いに行くのだが、そこで事件は起こる。
とても色っぽい、というか艶のある文章で 読んでいて楽しかったです。
女郎という仕事、女の武器を身に付けた主人公の強さ、その世界しか知らない弱さ。
面白かった(*^▽^*)