レンタルで「ハート・ロッカー」を観ました。

舞台はイラク。

アメリカ軍の爆弾処理班の人間を描いた映画です。


戦地という、死と隣り合わせの土地である上に、いつ爆発するか分からぬ爆発物に近づき処理する。


しかし主人公は、任務を終えて帰っても、また志願し、戦地に赴く。

彼もまた、戦争に狂わされた一人なのだろうか。


舞台となったイラクでは、テロや爆発、銃撃戦が日常茶飯事と描かれます。

爆発物の処理を道端や家の中から眺めているんです。


人は誰しも いつか死ぬ。

それは分かっていますが、戦地では、次の角を曲がったら死ぬかも知れない。

電話を切った瞬間に死ぬかも知れない。

明日、目が覚める事が無いかも知れない。

現実的に、死と隣り合わせの日々なのが戦地なんですね。


そんな光景に、それまでの日常では 生を実感出来なくなったのだろうか。

主人公の感覚の麻痺もまた 戦争という怪物がつける傷なのでしょう。


何故、歴史から学べないのか。

何故、他の国の出来事から学べないのか。



年を重ねると、大切なものが少なくなる、と主人公が息子に言います。


増えるか 減るか、それは其々の人生ですが、大切なものを大事にしていける世の中であって欲しいです。




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