レンタルで「希望の国」を観ました。


大地震の被害を受けた家族の姿を描くヒューマン・ドラマです。

舞台は長島(架空の県)。

原発が近くにある土地でもあり、大地震を受け、原発は爆発。近隣住民が退去を余儀なくされるという 福島で起こった現実をなぞるような映画です。


原発から半径20キロが警戒区域に指定され、強制的に避難を強いられる、それが我が家の前の家まで、隣の家までだとすれば、一体どう考えれば良いのか。

お隣さんは 放射能の危険から避難させられたというのに、一体どんな差があって 我が家は大丈夫だというのか。

生産する事も、生産され流通する筈の生活物資も滞り始め、一体どう生活すれば良いと言うのか。


どこに怒りや不安をぶつければ良いのかも分からない。

どこで生き、どこで死に、どんな将来を夢みるか。


3つのカップル、6人の主要人物の年代が、これから冒険だって出来る年代、安心・安定を作っていきたい年代、日常が一定である事が大切で幸せな年代と 別れていて、其々の選んだ未来は全て原発の爆発が起点となり大きく動かされる事になりました。


3年の月日が流れ 生々しさが薄れてきましたが、これを観て 原発の影響力の大きさ、恐ろしさを改めて感じました。




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