浅田次郎さんの「一路 下巻」を読みました。
突然の父の死から 急遽 受け継いだ参勤交代のお供頭のお役目。
真冬の中山道を進む道程には 無事の道中を阻む企みが―!!!
武士として、人として、仕えるものに そして信じるものに恥じぬように進む事。
己の意思を曲げず 正しく進む事。
挫けないという事の難しさ。
登場人物其々の正義が描かれ(時に 馬の正義まで!)、其々の立場の正義、其々の立場の役目の線引きが 見事です。
自分のお役目を一生懸命に、そして自分の身の丈を出ない事。
真剣なお話の中には笑いもあり、涙もあり、とても楽しめる内容でした。
冒頭の難しい専門用語で挫けないで読み進めて良かった(* ̄Oノ ̄*)