百田尚樹さんの「プリズム」を読みました。
解離性同一性障害の人を好きにってしまった主人公。
しかも、その人は 元来のその人の人格では無かった―!
二日程で一気に読んでしまいました。
不妊治療、そのストレスから夫婦の不仲(夫の不倫疑惑)、家庭教師先の家庭でのセクハラなど 現実にありそうな問題も散りばめられ、解離性同一性障害という現実離れした状況も 隣の人の事の様に感じられます。
障害と判断されないまでも 人には意識と無意識があります。
無意識を意識する事も難しいだろうし、意識下にあるのにそれを認めない訳にはいかない。
こういう本を読むと 自分と社会を繋ぐものは”精神”であると 改めて思う。