水野由加里オフィシャルブログ「水野由加里のSKY walk」Powered by アメブロ-121005_0948~01.jpg

物凄く面白かったです!!!


刑法三十九条(心神喪失者、触法少年の不処罰及び心神耗弱者の刑の減刑を定めている)への問題提起をテーマに物語は進む。

凄惨な一家四人惨殺事件をきっかけに、犯行の様子から犯人の情性欠如も考えられた。
そうなると、有罪になることが難しい。
捜査を進めて行くうちに、特徴的な人物が次々に現れる。

先天性無痛性の人間が居たり、外見を観察しただけで、病状とその後が分かるという医師が居たり(この辺りはファンタジー?)、統合失調症の者、刑法三十九条を利用しようとする者が出てきたりと 医師でもある筆者ならではの登場人物・テーマ・表現方法なのだと思う。



“痛みを知らない”というのは 他人の痛みも分かってあげる事の出来ない、悲しい事ですね。と同時に自分の身を守る事も難しい。
精神的肉体的な“痛み”は、自分自身と他人の危険を知る大事なパートなんだと知りました。

同時に無痛無汗性の方の大変な気遣いも知りました。


プレゼントしてくださった方、有難うございました<m(__)m>