コメントでお勧めして頂いた、森 浩美さんの『家族の言い訳』を読みました。
短編集です。
誰しもが容易に想像出来る、ほろ苦い 少年少女期。
恋愛に慣れて来た時の事。
家族の愛のキャッチボール。
キュ、と締め付ける様な子供の頃のお話や、じわり涙が滲んで来る父母の話。
良いですね。
気に入った箇所。
大きなことばかりが勝負じゃないし、案外小さなことの積み重ねなのよ。人生なんて結局、51勝49敗程度でいいの。でもね、その二つの勝ちの差が最後に物を言うんだから……本当に賢い女は負けてあげられる余裕を持ってるの。それはね、小さくてもしあわせに繋がる急所の掴み方を心得てるってことなのよ。
この台詞には「お見事!」という感想です。
勧めてくださって有り難うございます(*^o^*)☆