1956年のカンヌ国際映画祭最高賞を獲得した、フランス不朽の感動作『赤い風船』。
もう一つの名作『白い馬』とともにデジタルリマスターされたDVDをレンタルしました。
フランス映画好きには堪らない作品かと。
55年も前の作品とは思えないお洒落な内容の赤い風船。
風船に愛情を注ぐ少年。
風船だけ傘に入れて貰って、自分ははみ出ちゃってるし。
こんなところが微笑ましい。
風船も少年を慕って、付いていくし、いつまでも待っている。
相思相愛な二人。
そんな中、風船のラブロマンスも
「赤い風船が~~青い風船と~~~出逢った~~」
これ以上書くと完全なネタばらしなので書きませんが、こんなシーンや
こんなシーンも。
この映画中、台詞が10個もいかない位しかないのも楽しめる。
映像という娯楽からは、言葉少なくても伝わるものもある。
そしてもう一つの収録作品が「白い馬」
野生馬の一群が棲息する南仏・カマルグの荒地。
群れのリーダーは、“白いたてがみ”と呼ばれる美しい荒馬。
ある日、牧童たちはこの”白いたてがみ”を捕まえようとやっきになって追い回す。
そんな状況を見た少年は、”白いたてがみ”に近づき、触れ合い、心を通わすようになる。
まだ少年なのに、何てセクシーなんだと驚き
エンディングはどうとでも受け取れるけれど、素直に受け取ると少し怖い・・・。
二作品ともアルベール・ラモリスという監督の作品です。