スタダイス広場の南にあるファモサ要塞跡（サンチャゴ砦）の北背面にある小高い丘、セント・ポール・ヒル。
この丘の頂上にあるのがセントポール教会・礼拝堂史跡です。
占領したポルトガル軍によって1521年に建立されその後、改築改修を繰り返し現在でもその姿を留めています。東南アジアにおけるキリスト教伝来を伝える貴重な歴史資料ですね。
残念ながら、この教会史跡の屋根は朽ち果て壁面しか残っていません。
教会史跡内部には高さ2メートルの墓石がズラリと並んでいます。この墓石には深い意味がこめられています。
実は、この墓石に刻まれているのは同じキリスト教徒でもプロテスタント派の功績者・信者さんたちなのだそうです。
祭壇があったと推察される教会内部東側正面には、日本でもお馴染みのセント・フランシスコ・ザビエルの聖骸が安置されていました。
ザビエルさんは中国への布教活動中、熱病に冒され殉教した後その聖骸が9ヶ月の間この教会で安置されていました。
（↑の画像は、ザビエルさんのものではありません
）
）
何やらポップとも取れる印象の絵柄が・・・
骸骨がニンヤリしている絵があると思えば・・・
「タララララ～ン
」
」とＢＧＭが付きそうな、ガッカリした表情の絵もありました！
大丈夫かなぁ、このお墓の方、どんな人生で どんな最期を遂げたんだろう・・・と心配になりました
セントポール教会史跡では、アーティストが芸術を披露していたり、作品を売っていました。
私は、この画像に写っている方の笛（？）の音色に魅せられて、もっとずっと聞いていたい位でした。
この場所で この気温で 響くから、心に深く届くのだろうなぁ。
もともと教会として機能していた時は、参拝者の出入り口は一緒なのでしょうが、観光の進路順ですと、上の画像の場所が出口。
これは、当時は 所謂”関係者通用口”だったのかなぁ。
緑に包まれた、とても空気の良い場所でした
続く