1980年に公開されたフランス映画です。
監督は ポール・グリモー 、脚本は ジャック・プレヴェール 。原作は、 ハンス・クリスチャン・アンデルセン の「羊飼い娘と煙突掃除人」。
高畑勲・宮崎駿をアニメーションへと誘った作品だというので、観てみたかったんです。
観てみると・・・なるほど。
ジブリ作品の幾つもが頭を過(よ)ぎる。
上の画像を見ただけでも「天空の城ラピュタ」や「風の谷のナウシカ」がイメージに沸きますよね。
かなり前の映画ですが、想像力を掻き立てる表現力と展開、キャラクター、小物(乗り物など)が圧巻。
この映画に出会えて良かった、観て良かった、観ようと思って良かった、と感じます。
少しネタバレですが・・・
「あの王様は何処へ行ったんだろう」
「地下で暮らす人々は何故 そこに暮らす経緯となっているのか」
「追われた二人が 捕まっても良いと思える自分の考え方は 何故なんだろう」
とか・・・
他にも沢山、映画を観ていて不思議が発生します。
善と見える中にある 闇
悪の中に垣間見える 無垢
これが何とも悩ましい。
これは いつか購入しよう。
ずっと傍に置いておきたい映画です。