邦名タイトルはノーカントリー
です。
(↑公式HPにリンクあり)
コーエン兄弟の最新作。コーマック・マッカーシーの同名小説の映画化作品です。
主人公モスが、偶然にも見つけ、手にしてしまった大金の為に、殺し屋や麻薬販売組織に追われる身となってしまうアクション&サスペンス作品(と、私は感じました)。
映画の中で心に残った事。
「人は失ったものを補うがためにそれを追いかけ、また失ってしまう」
と、いうような内容の文章が出てくるの。
・・・確かに!!( ̄□ ̄;)!!
馬券やられると、トントンにしたいからもっとつぎ込んじゃうもん!!
でもそういう時って外してしまうんだよねぇ~~っっ![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
あ。違う?
追いかけるって、主導権を握っているようで、結構リスクを伴う事だと思う。
追いかけるという行動に出るという事は、何かから出発するという事。
全てを脱ぎ捨てても、手に入れたいものがあって、その1歩を踏み出す。
私は今までに、大きいと自分で思う選択を2度しました。
16歳、東京に単身上京を決めた時。
24歳、歌手をやめようと決めた時。
追いかける決断をした時と、もう追われるのをやめた時。
そのどちらの時も、その先に希望を見たし、今立っている場所にある安心とぬくもりも感じました。
追いかけるという思いが頭に浮かぶと同時に、失うものへの執着や未練に強烈に郷愁を感じます。
どうしても手に入れたくて進むくせに、見えている未来予想図が摩天楼なんじゃないかという不安。
”ONE WAY”の切符しか買えない情況に、言い知れぬ恐怖だって味わってきた。
これからの人生で何度こんな思いに遭遇するのかな。
その時に私が納得のいく選択をして留まるのか、追いかけるのか。
その時の為に、出来るだけ成長していたいと思います。
この映画を見てそんな事を考え込んでしまいました。
でも。
どうしても・・・
トミー・リー・ジョーンズが出てくると、BOSSのCMの「萌え萌えジャンケン」でポっとなっているのを想像してしまってダメね・・・。
あのCMはインパクト強烈です。