図書館で前に出ていたこの本が気になり手にとってみました。

筆者は1997年に76歳になった方で、その筆者が使ってきた、今ではセピア色掛かった言葉たち。


およそ60歳年上の方の言葉使いなので、初めて知る言葉もあったり、私でも使っている言葉があったり。


新しい言葉に出会う感動がある本でした。

特に気に入ったのはこのフレーズ。

「日日薬(ひにちぐすり)」

読んで字の如く、時間が悩みや心の傷を癒してくれますよ、という意味。


言葉は時代と共に変化していくものですが、日本独特の綺麗な表現や、歴史を踏まえた表現、地域に息づくものなどは残っていて欲しいなと思います。



因みに私はKYっていう略語、嫌いなんです。

そこまで略語にして・・・という嫌悪感もありますが、それよりも”簡単に口にして、相手に与えるショックが大きい”という事。


言われたら嫌だもんなぁ、KYって。