これは読むじゃなかった!

今、皆、「タイトルでわかるだろ!」って思ったよね

 

 

 

内容(HPから引用)

単身赴任中の父と3か月を過ごすため、高校生の瀬里琉唯は母・妹とともにウクライナに来た。初日の夜から両親は口論を始め、琉唯は見知らぬ国で不安を抱えていた。キエフ郊外の町にある外国人学校にも慣れてきたころロシアによる侵攻が近いとのニュースが流れ、一家は慌ただしく帰国の準備を始める。しかし新型コロナウイルスの影響で一家は自宅から出ることができない。帰国の方法を探るものの情報が足りず、遠くから響く爆撃の音に不安と緊張が高まる。一瞬にして戦場と化したブチャの町で、琉唯は戦争の実態を目の当たりにする。
 

 

感想

冒頭は、母と琉唯、妹の梨央奈の3人がウクライナに向かうところから

父にあって、キエフ、そして父の家があるブチャまでの話

父は、ロシア兵の話とか「ここでは珍しくないよ」「あれはずーと東だよ」と

どこかのんびりした感じ

3人は何故ウクライナに来たかというと…

母が父と離婚の話をするため

 

実は、この家族、東日本大震災で津波から逃げた家族

それからいろいろとめぐって、福島に住んでいる

父は、単身でウクライナのチェルノブイリ博物館で

福島原発の事故の展示をやってるようです

ウクライナに着いてからも、あちこちで口論をする父と母

 

そんな中

ロシア侵攻で、日本政府からは避難勧告

大使館は要人の避難が優先で、民間人には何もしない

家族はなんとか航空機の予約が取れて空港へ

しかし、世の中はコロナ禍

空港で、梨央奈が感染の疑い!

出国手続きが出来ず、家に帰ることを言われる

そして、一週間は外出禁止

 

一週間が過ぎ、そして大使館手配のバスが近くに来ると

それに期待して帰り支度する家族

外はやけに静かな状態

梨央奈は我慢できるずに外に出てしまう

そして街を写メしているところに・・・・・

 

ここからが後半、ロシア軍はブチャへも!

 

戦場を逃げ惑う女子高生と女子中学生の姉妹

銃撃で倒れる民間人の中

日本の民間人が本当に逃げることができるのでしょうか

そんな疑問を思いながら読んでました

 

この作家の「高校事変」は所詮はフィクション

でも、この小説は、フィクションとは言っても

ウクライナ戦争は本当の話だし

民間人に対するロシア兵の暴行などは

やはり読んでいて、現実なんだろうか?と思ってきますよ

 

4人の家族、最後はポーランドへ出国できたんですけどね