「東京駅おもてうら交番」の作家の次の作品

おもてうら交番が面白かったから

読んでみたんだけど

 

 

内容(HPから引用)

全てを失った女性刑事が奮闘する新シリーズ第1弾!

被疑者を勾留中に自死させたことで県警捜査一課を追われ、家庭にも居場所を失った刑事・木下清花。
異動先の「警察庁特捜地域潜入班」は、組織のはみ出し者が集められた新設部署だった。
最初に捜査対象となったのは栃木の村落で発生した「児童連続神隠し事件」。
その地では古くから、子供をさらう「ヤマヒト様」伝承が存在しており……。
清花たちは事件の真相を追い、村落への潜入捜査を開始する!
新ヒロインの警察小説、第1弾。

 

 

感想

シリーズ第1弾はこんなもんなのか

「東京駅おもてうら交番」が面白かったから

そのギャップなのか

難しい判断

 

プロローグ

キャンプ場から、子供を連れて山の中に入っていく母親

そして祠の前で

「コノコアゲマス コノコアゲアマス」

とつぶやいて、子供を置き去りにする母親

 

これがなければ、簡単には推測できなかったかも

でも、ちょっと不気味な感じ

 

第一章

主人公の木下清花が、すべてを失う話

清花は、神奈川県警の捜査一課の班長

けっこうせっかちな女性なようで、犯人の取り調べ

自白させるために一気に追い込むように!

自白はしたけど、その夜、犯人は留置場で自殺してしまう

家庭では、夫から離婚を迫られていた

目つきが怖い、お前に愛情はもうない!

そして、清花は自宅謹慎を言い渡され

娘とゆっくり過ごすことはできたけど

 

そんなこんなで、家庭というか夫の愛をなくし

仕事でももう県警にはいられない状態に

 

第二章~

そんな清花は、検察庁に出来た新しい課に異動に

その課は、特捜地域潜入班

凍り付きかけた事件を捜査して、犯人がわかったら所轄に情報を渡すという班

メンバは…どうやら、左遷組を数人集めた班のよう

 

最初の仕事は、栃木県の山の中の村で起こった子供の神隠し事件

班長の土井と清花はキャンプ場で過ごしながら

村の住人と仲良くなり

捜索時に得られなかった情報などを聞き出そうとしていた

 

その村で、神隠しは偶に発生

子供をさらう「ヤマヒト様」伝承

と、どういう関係があるのか!

 

これ以上はネタバレになるから内緒だけど

するどい人は、もうわかっちゃうよね

 

プロローグの「コノコアゲマス」がなかったら

純粋に神隠しとして思って読んだかな?

それとも、人さらい事件として読んだかな?

「角川ホラー文庫」なんだから、もっと不気味さがほしかった

そしても、どんでん返しもほしかったかな

 

第二弾、第三弾と、いろいろ繋がって面白くなるのかな?

 

ちなみに

主人公は木下清花

タイトルは、鳴瀬清花

これも、みなさんにはわかりますよね

 

最終巻では、結局、木下清花であることを祈りたい