西川、負傷。

その時、沖田は!

 

 

内容(HPから引用)

昨年発生した新橋の社長殺しの容疑者が千葉で交通事故死した。
警視庁捜査一課は特に不審な点は無い、と判断していたが、西川の自宅に宛名の書かれていない封筒が。
そこには「真犯人は今も逃げている」、そして「追跡捜査係に情報を提供する」との文言が──。
怪しいと感じながらも情報収集を優先し、夜の晴海ふ頭を一人で訪れた西川。
だがそこに……! 西川に魔の手が迫る、緊迫のシリーズ第十二弾!
書き下ろし長編警察小説。

 

 

感想

このシリーズは

未解決の古い事件を捜査する追跡捜査係

そこにいる沖田と西川という全くタイプの違う二人が

別々の事件を捜査してて

それが最後には結び付いて

二人が協力して犯人を逮捕するって筋書き刑事小説

 

今回はちょっと話の流れが違った

内容に書いてるところはほんの触り

 

晴海ふ頭を一人で訪れた西川

でも、西川から相談を受けていた沖田

若い二人の刑事を一緒に、こっそりと西川を見張っていた

そこに現れた黒ずくめの男

西川は頭を棒状のもので殴られた

沖田達は犯人を捕まえることができず

頭を負傷した西川は病院へ

幸い、大事に至らなかったが、一週間の入院

が、病院で、西川はまた襲われた!

 

晴海ふ頭で西川を襲った犯人

病院で西川を襲った犯人

別の人間だが、西川はまったく認識のない人間だった

この二人を雇った黒幕がいるはず

西川に恨みを持つ人間

西川は過去に取り調べをしたある男が、自分を恨んでいる可能性あるという

 

沖田は、西川の言葉から、その男の足取りを追う

西川が晴海ふ頭で襲われた夜から、その男は家に戻っていなかった

 

この小説はミステリーではないので

犯人を推理するとかではなく

単純に二人の刑事の捜査

いろいろな事実から犯人が割り出され

最後は取り調べで、犯人を追い込んでいって自白させる流れ

それを楽しむだけ

 

西川を襲った二人は

闇サイトで雇っただけの人間

今の時代、闇サイトの話は必ず含まれていますね

 

黒幕は警察の中にいるんじゃないかと思ったんだけど

見事に外れたwwww

小説半ば、「そういえば・・・」って新たな話が出てくるのは

ちょっとインチキだよね

 

しかし、今回も最後の容疑者を自白させるところは

楽しめたから、満足の一冊でしたよ