この映画を見に行く予定の人

ブログを読まないでください

 

一切の先入観は無しで見に行ってください

 

 

 

自己中な評価

 

映像    ★★★☆☆

音響    (関係なし)

ストーリ  ★★★★★

総合    ★★★★☆

 

志尊淳が演じる岡田安吾の正体を知ってて見てしまったので

この話の良さというか重要な部分が半減してしまった

 

 

解説(映画.comから引用)

2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの同名ベストセラー小説を、杉咲花主演で映画化したヒューマンドラマ。

自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚。ある痛みを抱えて東京から海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、声を発することのできない少年と出会う。貴瑚は少年との交流を通し、かつて自分の声なきSOSに気づいて救い出してくれたアンさんとの日々を思い起こしていく。

杉咲が演じる貴瑚を救おうとするアンさんこと岡田安吾を志尊淳、貴瑚の初めての恋人となる上司・新名主税を宮沢氷魚、貴瑚の親友・牧岡美晴を小野花梨、「ムシ」と呼ばれる少年を映画初出演の桑名桃李が演じる。「八日目の蝉」「銀河鉄道の父」の成島出監督がメガホンをとり、「四月は君の嘘」「ロストケア」の龍居由佳里が脚本を担当。タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、他のクジラが聞き取れないほど高い周波数で鳴く、世界で1頭だけの孤独なクジラのこと。

 

 

感想

映画の始まり

とあるの街の一軒家の改装シーン

海の見えるちょっと変わったベランダを修理している

工具屋二人と三島貴瑚きこと読む)(杉咲花)の会話で、

きこが何か過去を抱える女性であることがわかる

 

ある日、港の岸壁のようなところで缶ビールを飲むきこ

「アンさんなぜいなくなってしまったの」

雷の音が近づいてきて、やがて雨が降る

慌てて家に戻ろうとするきこだが

途中でお腹を押さえて倒れてしまう

そこに一人子供がゴミ捨て場から拾った傘をきこに差し掛ける

 

きこは、子供を家に連れていき

濡れた服を脱がせる

子供の背中には痣が!

子供は逃げていってしまう

 

きこの幼少期の回想

きこも虐待を受けていた

そして数年前の回想

きこは、義理の父親の介護をする少女

食事を食べさせているときに咽てしまった

「おかあさん、おとうさんが大変、ちょっときて」

病院に連れていき、そこの診断で「誤飲性の食道炎がすすでいます」

母親はいきなりきこを殴り、倒れたきこの首をしめて

あんた代わりに死ねばいいのよ

という、医師や看護師が慌てて母親を取り押さえる

街をふらふらを歩き彷徨うきこ

やがて交差点で赤信号を

近くにいたあん(志尊淳)は、交差点に入りきこをひっぱり間一髪救う

 

こども時代に虐待を受け

高校卒業と同時に、寝たきりになった義父の介護を強いられたかこ

高青年に見えるあんあんと一緒にいたのは幼馴染の美晴(小野花梨)

3人は居酒屋にいき、そこできこのことを聞く

ひたすら「家族ためだから」を繰り返すきこ

あん

「家族との絆は、時には呪のときもある」

といい、きこを家族と切り離すために介護施設や役場を周りって

きこを助ける

 

こんな始まり方です

 

あんは、塾の講師で幼馴染の美晴はその塾で働いていた

 

52ヘルツのクジラ

話の中で説明が出てきます

52ヘルツで歌うクジラ、しかし、52ヘルツはあまりにも高音で

他のクジラに聞こえない

広い海で、たった一匹の孤独なクジラ

という意味

 

助けを求める心の叫びを誰も聞いてくれないと意味

この段階で、あんも心の叫びを持っていることはわかるのですが

 

ストリーは

現代で、母親から虐待を受けている少年を引き取ってくれる親戚探す話と

きこの過去の出来事の話の

繰り返しながら進んでいく

 

あんと出会ってからのきこの出来事はありがちな話かな

少年の方もありがちと言えばありがちなんだけど

最後に、きこが少年を抱きしめて

「私と家族となろう、私はあなたが必要、そして私をあなたの必要な人にして」

というシーンは、涙が出てきまいました

 

家族とは何か

人に言えない心の中の叫び

それを考えさせられる映画でしたよ

 

きこを演じる杉咲花

あまり好きな俳優じゃないんで、この映画を見るか迷ったけど

見に行って良かった

 

あんを演じる志尊淳

「心の叫び」「魂の結びつき」などの言葉はいい言葉

きこあんに自分の気持ちを伝えるが、あんはそれを受け入れない

このあんの秘密、番宣などでばらしてしまっているのが残念

 

親友の美咲を演じる小野花梨

小説とかではありがちな協力者的な立場

 

きこが働きだした工場の社長の息子を演じる宮沢氷魚

最初は優しい誠実な男性、しかし、きこの心を掴むとだんだんと

あんきこの気持ちを受け入れていれば、

こんな男を受け入れることはなかったんだけど

それだと、このストリーができないよね

 

田舎で出会った虐待を受けている少年を演じる桑名桃李

いい感じの演技をしてましたよ

最後のシーンで笑顔を見せていて、長い暗いトンネルを抜け出した

そんな感じかな

 

私は映画を見てしまったので

小説を読むことはないと思う

でも、これは、小説を読んでみたかったかな

 

人との繋がりの煩わさしさ、人と交わることの恐怖から

一人でいることを選んだ私

この映画でいう「魂の結びつき」の人が見つかっていたら

違った人生を歩んでいたんだろうか?