大人気中華風ファンタジー、ついに最終章に突入!
 

 

 

内容(kadokawaのHPから引用)

彩雲国全土を脅かす蝗害の解決策を探すため、官吏として奔走する紅秀麗は、ついに異能の一族・縹瑠花と珠翠の全面的な支援を取り付ける。一方の国王・紫劉輝は、全権を門下省長官の旺季に委任したまま、沈黙を貫いていた。飛蝗の大群が迫る紅州へと向かう旺季。そして、秀麗も、蝗害と縹家を狙う『抜け殻』と対峙するため、紅州へと向かう。僅かに残された自らの命を感じながら──。大人気シリーズ、衝撃の最終章に突入。

 

 

感想

この小説、どんどんシリアスになっていくんだよね

十巻ぐらいまでは、秀麗とその周りの人の言動に

クスクスと笑いながら読んでたんだけど

 

とうとう十七巻

前巻では、秀麗が倒れで縹家に・・・

この縹家は異世界に存在する家の様子

そこで、秀麗は縹瑠花と出会った

秀麗は、蝗害対策(バッタちゃんの大量発生ですね)を

縹家の全面的な協力を受ける

 

一方、蝗害が本格的に広がっている紅州には旺季が軍を率いて向かっていた

旺季は紅州の州軍ともに縹家直轄の寺を攻撃し

蝗害対策の秘訣と、大量の食糧を出せようと!

 

軍が寺に攻撃を間一髪のところで

秀麗がかけつけ

「縹家の全面応援を取り付けた!」

と告げる

 

そして、寺は門を開放し、蝗害対策の秘訣と、大量の食糧を

紅州だけではなく、彩雲国全土で支援することになる

 

と、これだけだと、ハッピーエンドに向かうんですけど

裏で何か画策する黒幕がいる

その黒幕は

縹家を率いる女帝の「縹瑠花」に迫り・・・その首を!

 

蝗害は防げたが、八州の天災を抑える宝が破壊され

藍州で大雨、碧州では大地震

そして、紫州(彩雲国の都のある州)でも大震災が迫っていた

 

縹瑠花は、黒幕が画策している大惨事を抑えるため

その魂が、秀麗に元へ

そして、秀麗に体を貸せと言う

 

この巻の最後は、縹瑠花が大災害を抑えることができるのか

そして、秀麗はどうなるのか

ですけど

そこは・・・内緒www

 

いよいよ、最後が迫っています

次が最後の巻かな?

 

今回は王である紫劉輝は、会話の中でその存在が出るだけど

紫劉輝視点での話はない

しかし、最終巻は、いよいよ、紫劉輝と旺季が向かい合うのかな?

そして、秀麗は、紫劉輝を守ることができるのか

楽しみです

 

この小説は、官吏の世界は男の世界、女は後宮・・・

しかし、紫劉輝が、秀麗が「官吏になりたい」という夢をかなえるため

女性に官吏への道を開くという話が!

今回の巻の中で、昔からの当然の男の世界としていたところを

紫劉輝がその常識を打ち破ったというような話がありました

これ、今のいろんなところにピッタリだと思いませんか?

 

女性が官吏になる道を作った

その1つのことで、秀麗は紫劉輝が立派な王であると思っている

なんか、ジーンとくる話!