阿部智里さんの“八咫烏シリーズ”の第二弾。
【あらすじ】
后候補の姫を擁する東西南北四家。北家と縁ある少年・雪哉は、ひょんなことから、うつけと評判の若宮に仕えることに。兄を追い落として世継ぎとなった若宮の周囲は敵ばかり。陰謀、暗殺者のうごめく朝廷内で、二人は危機を乗り越えられるか―。
【感想】
「うつけ」? 信長か! って いうのが最初の感想
山内では四面楚歌の若宮・・・やっぱり信長か!
実はうつけではなく、かなりの切れ物・・・やっぱり信長か
そして、若宮は敵の中に、信頼できる内通者が・・・
やっぱり信長じゃん!
って、読み進んでいくうちに
えっ? 内通者って・・・・と、最後は驚いたぁ~
おっと、ここは、ネタバレになるんで書けないんだけどね
この話は、最初の『烏に単は似合わない』で、若宮が
なかなか桜花宮を訪れなかった理由などがわかる
作品になっていて、なかなか面白かった。
読んでいるうちに、
「なるほど、ここの話が、あそこの話とつながるのか」って
感じ。
こういう感じで書かれた小説って、珍しいかな?
あ、「十二国記物語」も、同じ時期を別の方向から書いて
あったかな?
興味を持った人は、是非とも、『烏に単は似合わない』
を先に読んでくださいネ。
そうしないと、『烏は主を選ばない』は面白くないよ。
あ、そうそう、人をばっさりと切るシーンとかあるから
そういうのが苦手な人は、そのシーンは適当に流し
てください、シーンを想像しないようにねwww