Q5. 中村天風とヨーガの関係は?

A5. 中村天風は、日本初のヨーガ行者です。

本名は中村三郎(明治9年~昭和43年)。激しい気性で身体と頭脳が俊敏であり、旧満州に派遣され諜報活動に従事した。30才の時に、肺結核を発病。救いを求めてアメリカやヨーロッパを巡るが回復せず、日本への帰路、ヨーガの聖者カリアッパ師に出会い、ヒマラヤ山中で修行した。

修行を重ね、「病気や不幸は自分の心が生み出すものだ」と悟り、心身統一の道=ヨーガを体得した。

日本に帰り、実業界で活躍するも、突如社会的地位や財産を放棄し「統一哲医学会」(後の天風会)を創設し、丹田呼吸法や積極的思考法を説いた。
政財界の有力者が次々に入会した。東郷平八郎、山本五十六、宇野千代、双葉山、松下幸之助、稲盛和夫など。


現代のビジネスや生き方に関する数多くの名言は、中村天風から発せられているものも多いですが、それらは、ヨーガの真髄でもあるのです。

そして、そんな名言にハッとした方は、アタマだけではなく、ぜひカラダを動かして心と身体をつなぎ、さらにヨーガの真髄を体得してくださいね!