私が子供の頃の話
私は三姉妹の真ん中。
一つ年上の姉とは1年半違うが、2学年下の妹とは生まれ月のせいで1年4ヶ月しか違わない。
つまり、ほぼ年子というわけだ。
姉は体格が良く、というか私が痩せて小さい子供だったので、常に子分的な立ち位置。
お人形遊びでは、姉がお金持ちの奥様。
妹はその子ども。
私は…お手伝いさんの「おせんさん
」
なんだよ、そのダサい名前。
「おせんさーん!」
「はーい
」
「ちょっとここ、ちゃんと片付けてくださる?」
「はい。すぐやります❗️」
この理不尽な配役に逆らうことなく、私はおせんさんの役をひたすら演じ続けた。
そして時は流れ…
姉の子どもは3400gの丸々とした女の子。
10日遅れて産まれたおお兄は、2355gの鳥のひなのような男の子。
実家に里帰りすると、姉の子どもを中心にごっこ遊びが始まる。
「家族ごっこしよう!私はお母さんね。ちゅう兄はお父さん。ちい兄は子どもね。」
「ぼくは?」
おお兄が聞く。
「犬だから、ドアの外にいて。」
犬…🐶🐩🐕🐕🦺
親子揃って理不尽な仕打ち。でもおお兄、人間にもなれないなんて、母の幼少期を超えたな(*・艸・)



