川遊びに潜むゾッとした思い出 | 3兄とおちびとおかん。医系男子3人とハーレー乗りの長男とおかんのお話

3兄とおちびとおかん。医系男子3人とハーレー乗りの長男とおかんのお話

ハーレー乗りのおお兄。
臨床工学技士のちゅう兄。
病院薬剤師のちい兄。
国立大医学部のおちび。
4兄弟の成長の日々と子育てが終わった母の人生のつぶやき。

これは今から20年以上前のこと。

おお兄6歳、ちゅう兄4歳、ちい兄2歳で私はおちび妊娠8ヶ月の大きなお腹。


「どっか行きたーい❗️」


上の2人が騒ぎます。

仕方ないので、おやじ

「涼しいところへ行こう!」

初めてプールではなく川遊びに行くことになった。

なぜなら、プールだと8ヶ月の妊婦はついて行くだけで死んでまう💦

山の中なら涼しいだろうということで。


そこは人気のスポットで、家族連れがたくさん来ていた。



早速おやじと上2人は水着に着替えて川へ。

私とちい兄は木陰で見ていた。


しばらくした頃、赤ちゃん連れの父親が叫ぶ。


「すみませーん‼️子供がおしっこしました〜‼️😂」


…え?


潜って遊んでた周りの子供たちの動きが止まる。

「しましたー!」って言われても.ねぇ💧

流れてるから、いいのか。

そのうち、またワイワイと元に戻り始めた。


おお兄が戻ってきた。

「寒くなったからもう入らん🥶」

気温も下界よりは涼しいし、水の温度が低いんだろうね。


「パパとちゅう兄は?」


「サメの浮き輪で遊んでる。」





↑↑↑こんなやつです。


買ったばかりで初めて使うので、嬉しいんだろな音譜


飲み物飲ませたり、おむすび食べさせたりしたけどなかなか戻ってこない。

大きなお腹で2歳児連れじゃ、川まで降りることも大変で、探しに行くこともできず。


「もう少し待っとこうか…」


すると、遠くの方からこっちへ向かう2人の姿。


「あれ?サメ持ってないじゃん⁉️」


おやじの歩き方が変。

足を引きずってる。


近くまでくると、両膝血だらけ💦


「どしたん⁉️😱💦」


すると…


おやじ、サメの浮き輪にちゅう兄を乗せて遊んでたところ、自分も乗りたくなったらしい。

で、2人で乗って遊んでたら…流された滝汗




流れが急で足がつかないところをどんどん流されていくけど、その先に滝がある。

手前の岩場で止まらなければ、サメと共に親子で滝に突っ込んでいく構図。


「ヤバい。死ぬ…」


頭に浮かんだそうです。

そして、なんとしても狭くなった岩場で止まると決め、ちゅう兄を抱え両膝で岩にしがみつく。

サメはそのまま流れて滝へ。

2人はなんとか這い上がったそう。


怖すぎる…ゲッソリ


褒めてくれと言わんばかりに

「おれ、マジ必死で頑張ったんで。足怪我しようとなんとかしなきゃって思って。」


ああ…そうですか。

そうなる前によ。

なぜ自分もサメに乗ろうと思った?

なぜ、深いところへ行った?

なぜちゅう兄を連れてった?


頭の中はそんなことがグルグルしてたけど…


唇まで紫になって半べそかいてたちゅう兄と、両膝血だらけのおやじを前にしては何も言えず。


「無事でよかった😨…もう、帰ろっか」


「サメ無くなったん⁉️😳」


騒ぐおお兄もなだめつつ、即帰宅。

あれから、二度と川遊びしようと言わないおやじ。

夏は毎年プールで過ごすことになりましたおねがい


私は自分が泳げないのもあって、危ないことはさせないタイプ。

「奇跡の生還」とか「仰天ニュース」とか「レスキュー」番組見まくっちゃう(*・艸・)



おやじは全く気にしないタイプ。

けど、ギリギリの経験で学ぶこともあるのも事実。この辺の境目、難しいなと思う。



息子たちもいつかは父親になっていく。

というか、ちゅう兄はもう一児の父親なので、この経験を踏まえてちゃんと考えながら育てていくんだろうな。


↓↓↓ゾッとした話もう一つ(*・艸・)