おば剣日記198~201 | 3兄とおちびとおかん。医系男子3人とハーレー乗りの長男とおかんのお話

3兄とおちびとおかん。医系男子3人とハーレー乗りの長男とおかんのお話

ハーレー乗りのおお兄。
臨床工学技士のちゅう兄。
病院薬剤師のちい兄。
国立大医学部のおちび。
4兄弟の成長の日々と子育てが終わった母の人生のつぶやき。

やっと200回目の稽古達成。
 
なのに、201回目で、嫌な気分で稽古を終えた。
 
なぜかというと。。。
 
ここで書くほどのことでもないんだけど、なんか気分悪くて。。。
 
え~い!この際ここで、うさばらしだ~!
 
ただいま、武道場は半分柔道の畳が敷かれ、コの字の床部分で稽古している。
 
大先生は、中学生や高学年など、順番に中央に呼んでは指導。
 
端に来たグループに入って、私も稽古していた。
 
ちい兄の小学生組とは、真面目に稽古。
 
ちゅう兄と師匠の中学生グループに入った時。。。
 
はじめは真面目にしていたんだけど、そのうち二人が耳打ちしてはニヤニヤ。
 
「相懸りの稽古しようや。」
 
「じゃ、体力持たないから、20秒くらいにしてくれる?」
 
初めはちゃんと数えて「やめ」をかけていた。
 
そのうち、時間も延び延びに。
 
私が息が上がるのを楽しんでいる。
 
ま、中学生だからそういう部分もあるよね。って思っていたが。
 
「打ちこみしよう。じゃ、20本ずつ。」
 
そう言いながら、私の時はなかなか終わらない。
 
師匠がちゅう兄に耳打ち。
 
「40本もやらせた~や。」
 
やんちゃ坊主を絵に描いたような嬉しそうな顔で、ニヤニヤ。
 
でも、やつらと違って無理すると身体がやばいよね。この歳は。。。
 
ちゅう兄と師匠が打ってる時、2人とも打ちが軽い。
 
先日の錬成試合でも、そのせいで何本とってもらえなかったか。。。
 
「もう少し、稽古でもしっかり打ってごらんよ。打ちが軽いって言われたじゃん。」
 
そういった私の言葉を聞いて、師匠がまたちゅう兄に耳打ち。
 
元に立った私に、ちゅう兄は力の限り打ってきた。
 
でも、打ち方でわかるんだよ。
 
手の内を絞らずに、相手に痛さだけを与えるような強い打ちを20本。
 
師匠も同じように打ってきた。
 
そのあと、もう一回私に「元に立って」と言うので、
 
「いやだ。次はあんたらでやりんさい。順番おかしいじゃん。」 ←マジギレ
 
しゃべってる間も、ちゅう兄が無駄に私に強い面を打ってくるのでカチン!
 
「人が話をしてる時に、打ちこみ台みたいに横からポカポカ打つやつがあるか!!」
 
思わず、頭をはたいちゃった。
 
「あ~あ、おもしろくね~。」という二人。
 
ガンガンに打たれて頭痛いのもあったけど、情けなくて涙出そうになっちゃった。
 
あくまで二人は、「楽しく稽古をやっている」つもりなんだろう。
 
自分より下手な人間に、打ちの弱さを注意され、見返してやろうと思ったんだろう。
 
でもね。それは、全く自分たちの稽古になってないし、されてる方の立場は考えたことあるのかしら。
 
子供同士だったら、いじめられてるって思っちゃう子もいるはず。
 
めったに怒らない私が怒ったことで、少しは「まずい」と思ってる様子。
 
家に帰って、ちゅう兄にはしっかり胸の内を話した。
 
どんだけ嫌な気分だったか。
 
一生懸命やって、強い打ちだったり外されたりしたんなら、痛くても腹も立たない。
 
あんな稽古で自分の身体差し出すのは、情けない。
 
 
 
自分のための稽古なのに、時に
 
「先生はやらないくせに、オレ達だけきついことをさせる」
 
とぶつぶつ言ってる子がいる。
 
それって、全く考え方がおかしいんだけど、
 
中学生からは、剣道に限らず部活でも、授業でもよく聞く言葉。
 
早く気付いてほしいです。
 
全部、自分のためなんだってこと。
 
大人が同じことをするかしないかは、関係ないってこと。
 
それと私自身、あの二人に認められてないから、ああいう扱いを受けるんだわ。
 
実際、先生方やおじ剣たちにはそんなことしないもんね。
 
なめられてる。。。
 
「くそ~~~~。キャサリン!明日から、稽古激しくなるわよ!!」
 
1人、心に誓ったゆかぴんでした。