緊張のあまり一睡もできずに分娩日を迎えました。

朝6時過ぎにはLDR(分娩室)に移動。
分娩台に横たわりながら、

・NST
・血圧測定
・心電図コードをつける
・内診
・朝食代わりの栄養ドリンク摂取
1週間前に負傷した顎の全開運動(顎関節症により欠伸をしたら噛み合わせがズレ、左側の奥歯で物を噛めないしご飯を食べる時痛い)

これらを実施。
分娩台の上でなぜか口を全開にしたまま一時停止する妊婦はさぞかし奇妙だったことでしょう。
ちなみに内診では、まだ何もしてないのに子宮口の開きは3cmに拡大していました。

9時くらいから点滴で誘発を進めて行く予定だったので、いつ陣痛が来てもいいようアンディは8時には最寄りのカフェで待機。

NSTなどすべて異常はなく、8:50から誘発開始。
点滴が入っていくのを見ながら

『もう後戻りはできない』
『私もう死ぬんだ…』

生まれて初めて命の危機を感じる。(多分コウノドリの影響)


漫画もドラマも一生泣かせてくるよな。


9:20。
久しく感じていなかった生理痛の様な痛みが。
こ、これが陣痛では!?
私の全細胞に緊張が走るも、その後生理痛様の痛みはなく。

9:30〜10:30
・お腹の張りは10分に一回間隔で来る。
 痛みは1-10でいうと3くらい。助産師さんと談笑できるレベル。
・子宮口の開きは3.5cm。

10:30〜12:00
・お腹の張り回数が減り、痛みも弱くなる。
・子宮口は変わらず3.5cm。

ちょいちょい産科医が代わる代わる来ては内診&子宮口や卵膜をグリグリ刺激してくれたのですが、目に見える効果はなく。
てか内診グリグリ痛すぎるネガティブ
もう麻酔してくれやと何度思ったことか…

陣痛促進剤はずっと追加できるものではないし、さすがに今日出産できるか雲行きが怪しいなと素人の私でもわかる。

私「助産師さん、私の子宮は頑固ですね…?」

助「よくあることですよ〜。促進剤はお産の症状を作り出してくれるけど、子宮がそれに乗ってくるかどうかはまた別なんですよね」

私「いつまでに乗ってこなかったら明日に持ち越しなんでしょう?」

助「うーん、15時が目安かな…」

相変わらず子宮が乗ってくる気配はない。
こりゃーもう明日に持ち越しだな。
残念なような、ホッとしたような。

私「今日生まれたらピカソと同じ誕生日だったんですよ〜笑」

助「それ調べちゃうよね〜!笑」

私「あ、今調べたら明日ならマツコデラックスと同じ誕生日で明後日なら小西真奈美と同じみたいです笑」

助「マツコデラックスと同じって強そう笑」

今日はまだ生き永らえることに安心したのか饒舌になっていると「失礼しますね〜、状況どうですか?」と産科医が来ました。
シゴデキ感漂うハキハキした50代くらいの男性医師。

私「お腹の張りの回数は10分間隔に戻りつつあるんですけど痛みは弱いですね〜」

医「ちょっと内診しますね〜」

内診グリグリ

医「うーん、えっとね、破水させます。」

私「!?!?!?!!?」

医「このままズルズル待ってても生まれないし負担になるから」

12:50、人工破膜により破水。

すんごいね、破水って。水風船を壁にぶち当てた時みたいなバシャッって音がして、あったかいお湯が股から噴き出すのがわかったよ。

私「わぁっ!!え、え、赤ちゃん大丈夫なんですか!?」

医「羊水はまだ残ってるし赤ちゃんも元気だから大丈夫。助産師さん、これで様子を見ましょう」

医師、颯爽と退場。

助「先生、勝負に出ましたね。かなりの確率で今日お産できるから頑張りましょう」


To be continued…ゲッソリ