私「毎日遅くまで起きてるみたいだけど昨日は何時に寝たの?」


さぁ、話してごらん。ユカは今から20分くらい君の専属カウンセラーだよ。仕事の愚痴でも上司の悪口でもなんでも来いってんd「寝てないんですよ^^」(センス君)


えっ?寝てないの?不眠不休動物園?
てか、なにその口だけ笑顔、そして獰猛にギラつく双眸。若干血走ってるのは寝不足のせいかな???


私「寝てないの?体調大丈夫?」

センス君「うん、慣れっこだから^^」

私「・・・仕事が忙しいの?」

センス君「うーん、残業禁止令出てるから定時にはあがってるよ」

ざ、残業禁止令??


私「じゃあ、帰ってから家で仕事してるんだ?」

センス君「そうそう^^」


そっ、その笑顔・・・!!
もっと聞いてって顔なんだろうけど、目が、目が・・っ!何かをいたぶりたい嗜虐性を孕んでる・・・!らんらんとさせないで!!kowai


・・・でもユカ今カウンセラーなんでね。
センス君の、動物を見ているようで見ていない虚ろな目、鬱々とした表情。思い出すだけで胸が痛むじゃん。出会ったのも何かの縁。
さぁ!!



どんと来い



私「さっきの残業禁止令ってなに?^ ^」


センス君「クソなんだよアイツ」





!?!?




気絶


センス君の顔が笑顔から一転、ものすごいダークな顔つきに。例えるなら呪怨で徳永勝也が佐伯剛雄に憑依された時のあの顔ですね。←わかりづらい


私「アイツ・・・同僚?上司?」

センス君「上司」

口調がぶっきらぼうである(^ ^)
聞かないほうがよかったかな。。。
あぁぁぁぁ・・・訪れる沈黙。緊張ゆえかコーラの味がしないぜ…

でもここで話題変えるのも変だし・・・
さっき話したそうにしてたしな。


私「上司って、可愛がってくれたって言ってた上司とは違う上司?」

センス君「うん。今の上司。マジあいつクソだから。俺に休職すればって言うんだよ?冗談じゃない。休職なんてしたら俺のキャリアに傷がつく」(ダークすぎる顔



ごめん、いまや私も休職した方がいいのではと思い始めてる。

聞いた話によれば前の部署で相当疲労困憊して精神的にも追い詰められたらしく、その頃から産業医にかかり現在の部署に異動したとのこと。
そして今の上司に休職を勧められ、断ったら残業禁止と言われプライドが傷ついている模様。
上司も心配してるんじゃないかなーと思いましたけど、センス君いわくそれはない、と。

センス君「本当サイテーな奴だから。俺がやった仕事の成果平気で横取りするからね」

私「それはひどいね!」

センス君「でしょ?」

お、空気がちょっと柔らかくなった。慰め同調系でいけばいいのかー。

センス君「センスないんだよ。だからいつも俺の案を横取りして、さも自分が企画したかのように振舞うんだよねー」

出た、センス

私「それは腹が立つね」

センス君「うん。でもまぁ、最終的にはお客さんが喜んでくれればいいんだ、俺は。それだけでいい」
こう言ってからセンス君は我に返ったように「ごめんね!こんな話して!」と笑いました。


私「全然だよ」私が振ったしね。

仕切り直しってことで、じゃあ恋愛トークで雰囲気を明るくしようじゃないの、と好みのタイプを聞いてみました。


センス君「俺を理解してくれる人」



早くも頓挫の予感\(^o^)/



つづく