センス君と会う週末はお日柄も良く絶好のデート日和でした。

10時に上野駅で待ち合わせ。
動物園に行ってから美術館を周るというヒール泣かせのプラン。
とはいえせっかくセンス君が提案してくれたからね。
ヒールの高さは3cmそこそこの疲れないパンプスを履いて行きましたよ。

上野に着いて待ち合わせ場所に向かうと、ストライプの明るめシャツにジーンズ、ブラウンのダウンジャケットを羽織ったセンス君が。


あ、あれっ?

あれだよね??ゴシゴシ

髪の色がちょっと明るい気が・・・
そっか、パーティー会場ちょっと暗かったからな・・・

でもでも、あれっ????



私「センス君?お待たせしましたー^ ^」


センス君「あ、お疲れ様です!^ ^」




地元じゃ負け知らず




や、山ピーがここにぃぃぃぃ・・・・!!!



センス君「よかったーーー、また会えてよかった!!」



破壊力




しかし私もね、スタンダードの看板をしょって立ってる女なんで。
Standard, inc.のCEOでありスタンダード界の異端児と呼ばれつつスタンダード層を牽引するユカがこんな山下スマイルごときに屈していたら全国のスタンダード女子に顔向けできないわけですよ。
ってことで言ってやりましたよ。




私「ねー♪きりんとか久しぶりー♪」



ちょっと照れるでもなく挙動不審になるでもなく何かしらの高度なテクを繰り出すでもなく、モテと非モテの中間を行く。これぞ標準顔のスタンダード技と言えましょう。(歳を重ねて経験を積んだだけとも言う)
まー、顔でトキメく時代は終わったってことですわ。


センス君「今日は楽しみましょう!」

賛成賛成ー♪

てことで動物園へ。


正直ラインのやり取りではちょっと面倒な人なのかな・・・と思っていたのですが実際会って話していると至って普通。普通というかもはやかなりの好青年。


こっちの方が見やすいよ^^と立ち位置を交換してくれたり、トイレに行っている間に飲み物を買っておいてくれたり、動物の説明を読みながら「えーーそうなんだ(笑)」とか「だからあんな形になってるんだねー」とか「あいつは生まれたときから身体張って笑いを取りにいってるんだね」とか感想を言い合ったりして、とにかくエスコート上手だしコミュ力もあるし、これってなんだかこれってもしかして・・・



付 き 合 っ て る み た い !!!!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))





・・・・・とは残念ながらならず。



最初は気づかなかったのですが、2時間もするとわかってきます。

エスコートはそうすれば女子が喜ぶと知っている感。
コミュ力は確かにあるけど言葉が次から次へと宙に浮く上滑り感。



楽しもうとしてるのはわかるんですが、

不意に出る鬱屈とした表情。
攻撃的な色が滲む声。



・・・うん。
無理しているね?



ちょっと歩き疲れたね、と園内で遅めのランチを摂ることになったので、仕事の話をしやすいようそれとなく水を向けてみることにしました。


私「毎日遅くまで起きてるみたいだねー。昨日は何時に寝たの?」



つづく