こんにちは。
40歳を前に不妊治療を始め、
42歳で妊娠。現在妊娠7ヶ月のyukaです
私はずっと、
「女性に生まれたなら、妊娠・出産を経験してみたい」
そう思ってきました。
「子どもが欲しい」というよりも、
“妊娠・出産という経験そのもの”をしてみたい、
という感覚でした。
20代の頃からそんな風に感じていた私ですが、
恋愛も、結婚も、なかなか一筋縄ではいかず・・・
一度目の恋愛は、
まさかの二股＆相手女性の妊娠という
かなりショッキングな失恋からスタート。
二度目の恋愛では、
両親との顔合わせも済ませ、
結婚はもうすぐそこ…
というところまで進みました。
けど、ふと感じたんです。
「彼は“私と結婚したい”のではなく、
“結婚という形”を手に入れたいだけかもしれない」と。
将来の話も
「子供が生まれたら、
仕事帰りの私が保育園に迎えに行く」
と、共働き前提。
働くのが嫌なわけじゃない。
でも、
「私、なんか全部押し付けられそう…」
そんな予感がしてしまったんです。
その予感を信じて、
その関係は終わらせました。
その後も何人かとお付き合いしたけれど、
金銭感覚や価値観のズレ、
“結婚に繋がる感覚”を持てる相手は
なかなか出会えなくて…。
気づけば、周りはどんどん結婚して、
出産して、家族を築いていってる。
同級生も次々と結婚し、
子供を産んでいく中で、
その波に乗れてない自分を
否定しちゃう時期もありました。
「私になにか問題があるから、
結婚できないんじゃないか」って・・・
そんな風に思ったことはありませんか？
「自分は自分」って思いたいのに、
どこかでずっと焦ってて。
笑ってるつもりなのに、
夜ふと泣きたくなる日もありました
そんな時に浮かんできた問い。
「そもそも、私はどうしたいの？」
「理想の彼氏・結婚生活って、どんなもの？」
ある休日の午後、
ノートを広げて
“理想のパートナー像”を
自由に思い切り書き出しました。
年収や外見だけじゃなくて、
一緒にいたい“空気感”や
日々の過ごし方、笑いのツボ。
細かいところまで、丁寧に。
最初は書くことに抵抗はあったけど、
「誰にも見せないし、
恥ずかしくても正直に。
願望を遠慮せずに、素直に書こう」
そう決めて、書いていきました。
後日、
そのリストを相談に乗ってくれてた人に見せたら…
「…こういう人って、バツイチか、
ちょっと問題があるか、じゃないと残ってないよ（笑）」
そう、サラッと言われたんです。
「・・・そうだよね
」と
愛想笑いで返事した私でしたが、
心の奥は、かなり揺さぶられました。
「私の理想って、そんなに高望みしてる？」
「どうしてそんな風に言われなきゃいけないの？」
「理想を思い描くって、そんなにダメなこと？」
「高望みするな。
自分の年齢や状況を考えて妥協しろ」と、
そう言われたように感じました。
そこから私はまた、ノートを開いて、
自分と向き合いました。
“妥協してまで結婚したくはない”
そう、ハッキリと決めたんです。
妥協するのはきっとできる。
でも、それで本当に私は幸せなの？
そこまでして、私は“結婚”をしたいの？
妥協した先に、私は“幸せ”を感じる？
そう問いを重ねた末に出した答えは、
「もし、理想通りの人がいないなら、
結婚は諦めよう」
もちろん、結婚したい気持ちも
妊娠・出産だって、できることなら経験してみたい。
でも、
私は、世間体のために結婚したいわけじゃないし、
誰かを安心させるために子供が欲しいわけでもない。
私には理想があって、
そこに私の幸せがあると思っているから
願っているだけ。
なら、
その理想を信じてみよう。
それを選んだって、悪くない。
もし、そのご縁がなかったなら、
今世はその経験は必要なかったってこと。
そう思って、私は“覚悟”を決めたのでした。
第2話につづく…
（→直感で「この人だ！」と感じた運命の出会い編）