すごいドラマだよね。

あっという間に9話だし、

中弛みみたいな回一切ない。

毎回毎回濃厚濃密。

ちょっとは見習ってよ〜民放ドラマ酷いの多い。



「燕は戻ってこない」第9話


札束でリキの頬を引っ叩いて、

自分たちの都合を言いたい放題の

悠子に基に千味子。


どんどん話が変わってきてる。

産んだらとっとと消えてと言ってたくせに、

今度は1年間だけ母親の気分を

「味あわせてあげる」って。

黒木瞳ハマりすぎw

(原作ではここまで強烈キャラじゃない。黒木瞳様だからね)


ほんとの母親じゃないのに、

母親役を押し付けられるのが恐ろしくなって、

一抜けしようとする悠子に、

基は、

だったら代わりに

リキを説得してくれと頼む。


りり子の家にいるリキを訪ねてくる悠子。

いやーこのシーン濃かった〜(原作にはない、多分、うろ覚えだがこんな強烈なシーンなかったと思う)。


「代理母から妻になったらお金の心配もなくなるのよ、どう、いい提案じゃない?」

オイオイ何を言い出すんだ、この人はな、リキ。


りり子まで、いや、ありかもって。

「もっくんとお母さんリキちゃんより確実に早く死ぬよ、(財産)全部手に入れなよ。」って、オイオイ、金持ち的発想?


臨月で大変なのに次から次へとさすがにリキが気の毒だよ。思考停止しちゃうよね。

草桶家メンバー(悠子含む)は、

今更ながらの事の重大さ、

しでかしてしまったことの恐ろしさに、

なんとかして着地点を見つけようとして、

足掻いている。


悠子が1番焦っているよね。

自分が死ぬほど欲しかった基との子どもを

あっさり妊娠して存在しているリキの前にいるのそりゃ辛いよね。

「羨ましい」

「疲れたの、あなたの顔を見るのも」

ここが悠子の本音だよね。

「私のエゴはいい」

とか言いながら、

嫉妬でおかしくなりそうだし、

もうこんなプロジェクト?から一抜けしたくてたまらない悠子は、

さらにリキに追い打ちをかける。


成功報酬の500万の話を持ち出し、

ちゃんと払うかしら、違約金も要求してないのに、報酬無しで消えるの?と脅してくる。

妻になって全てを手に入れるか?


いやー悠子悪いやつだ笑


報酬がもらえないかもって確かに契約違反してるし…と不安になるリキ。

とはいえ、妻になれ?母になれ?

そんな事急に言われてもねぇ。


千味子も千味子で、悠子が一抜けしたなら、

私たちだけでどうやって育てるのよ!と。

産着買ったりそういう美味しいとこだけ欲しい。

リキさんに「一年だけ味あわせてあげるのもいいんじゃない?」なんて言い出す始末。

「1年」なら子どもの記憶に残らないからって。


勝手な事ばっか言ってるよ笑い泣き

母性につけこんだり、

金にモノを言わせたり。


悠子がリキを説得できなかったと知り、

基がりり子の家にリキを訪ねてくる。


ほんと傑作、また割り込むwりり子の台詞。

「女を神聖化する必要あります?」

女を神聖化して、誤魔化すなよ。

いつも見下して、搾取しかしないくせに、男たちはっていうメッセージだよね。



1年間一緒に子どもを育ててほしいと。

記憶に残らないからなどと、一年育児をしたら、

今お腹で育ててるだけで、万能感感じたり、

エイリアンからぐりとぐらになって愛情感じてるのに、どれだけ離れるのが辛くなるかとか一切思いやりのない提案を

聞いて、

リキは

「産んでからじゃないとわからない」

(おおーいいぞ、リキ!)

代理母引き受けて、こんなに色んな感情が生まれるとは思わなかったから、

今度も産んだらどんな気持ちになるかわからないから、

「産んでから考えさせてください」

と。

経済格差を利用されて、搾取されたリキだったけど、

リキは成長した!

まさに身体張って実感したことだらけだからね。


そこで、破水。

「妻ー?!」みやちゃん、おかしかった爆笑


りり子の春画買いたがるすけべジジイが

永野w


男も女も虚勢を張って生きている、

「虎に翼」の「スンッ」と同じだよね。

とんでもないことをしながら

考えながら

スンッとすまして生きている。


「虎に翼」とテーマが被るよな〜

今年はこの2つが傑作ドラマでは?

この「燕は」のクオリティ見たことないレベル。


最終回どうなるか!


原作も傑作

吉川英治文学賞受賞作