凄すぎますね、このドラマ、
原作もすごく面白いんですが、
ドラマは原作を超えてきてる気がします。


先週まではほぼ原作通りの流れと台詞だったと思うけど(抜かされたエピソードなどはあっても)、
今週は、ちょっと違ってきました。
話の筋は一緒だけど、
他の人とも寝たとリキが悠子に言った時、呆れ返ったと悠子は言うけど、
原作ではそれは責められないと肯定してたし、
悠子は家出はしないし、
あの基と悠子のいい争いは、
ドラマの方が数段刺激強め。
あと、千味子も数段キョーレツキャラ爆笑

あの桐野夏生の原作より、刺激強めにしてくるって、すごいね!NHK!(褒めてます)

「燕は戻ってこない」第6話

ついに妊娠したリキだったが、
基の子な確率が高いが、
他の2人の子かもしれないし、
しかも双子なんて言われて、
すっかりおじけ付き、
中絶したいと
悠子に電話する。
ちょうどきていた友人りり子がとにかく傑作w
「え?代理母?出なよ、早く!」
完全に面白がってるw
悠子のアトリエに
リキを呼ぶ。

「おかしくなりそうだったんで、カテーテル入れられて、はい、妊娠って。」
「男と好きに寝るでもしないと自分じゃなくなっちゃいそうで」

ここに食いつくりり子、リキを大絶賛爆笑

「いいよ、サイコーだよ、あなたのセンス、サイコー」
「女もそうやって自分の欲望に忠実に生きるべきだよ、女だけ生殖背負わされるなんて間違ってる」

りり子にいたく絶賛されるリキ。
妙にりり子に気に入られ、アシスタントやらないかと言われ、家は大病院だから、もし違約金なんて言われたら、私が払ってあげるというりり子。


「産んで」という悠子と
「おろすべき」とりり子、
年上の女2人に、
けおされて、とりあえず「保留」にする、リキ。


しかも、りり子の家でアシスタントの仕事をしないかと、才能なんてなくていい、あんたが気に入ったと。

りり子がいいねーすごく良かった。
リキも嬉しかったよね。初めて認められたというか。
次から次へとどう処理していいかわからない感情と、体調の変化と、1人で背負うにはあまりにも重いから。悠子は基と微妙になり、リキの味方とは言うが、悠子は悠子でどうしたらいいかわからない。
その点りり子は、部外者だからこその、気楽さで、ズバズバ、そして、本質をついたとこを言う。

そして、千味子も千味子で言いたい放題w

コスパだの、
才能の保険だの笑い泣き

基と悠子は、当事者だが、周りの激流に翻弄され、自分の気持ちがわからなくなってる感じ。

来週の予告も更に波乱がありそうだし、
原作にないエピソードも出てきそう。


桐野夏生はほとんど読んでる私のおすすめ