傷つく事を恐れてはいけない | ペ ン の あたまンなか

傷つく事を恐れてはいけない

傷つくことを恐れていた。

傷つくのが怖くて、こいつが汚れていくのを見て見ぬふりをしていた。
もっと早くに手をかけてあげていればこんなに汚れてしまわなかったのに……

でも傷つくことを恐れて、いつまでも目をそらしていてはいけないんだ。

そうさ、こいつと一緒に生活を始めた時、すでにこいつは傷だらけだったじゃないか

これ以上傷つくのを恐れて何もしないより、多少の傷が増えてでもキレイになった方がお互いの為じゃないか

そうして私は決意した!

磨く!


傷は思ったほど付かなかった。
いや、あまりにも傷だらけで、どれが新しい傷かなんてわからなかった。

そういえば、私の趣味はピカピカにすることだった。
忘れていた感覚が蘇ってきた。


綺麗になったよ


シンク……





水垢をステンレスたわしでゴシゴシしたらキレイになったマシュマロ