私には不安神経症でパニック障害という
持病?があります。
一番最初は20代半ば。
朝のラッシュの急行電車。
電車の出発と同時に
急に吐き気がしてしまいました。
こんな混んでる電車でどうしよう…
最悪このボーナスで買ったばかりの
お気に入りのバッグの中に吐くしかない…
なんて思いながら必死で耐えました。
あとから考えたら、ただの二日酔いだったと記憶しております
何とか惨劇は逃れたのですが、
その頃から、電車に乗るぞとなると
動悸息ぎれめまいなどがするようになってしまったのです。
まず急行に乗れなくなり、そのうち各駅停車でも…。
次の駅まで2、3分なのに
ドアが閉まるのを見ると
ドキドキして立っていられなくなる。
次の駅までもつかな(何が?)…と不安になる。
過呼吸で苦しくて手も痺れてくる。
次の駅でフラフラと降りて一休み。
落ち着いたらまた乗って、また休む。
そんな毎日でした。
電車がダメならと、車通勤した時期もあったり。
そんな状態が半年ほど続いたある日
仕事帰りに具合が悪くなり
母に電話して帰りが遅くなると伝えると
「今から兄ちゃんそっち行かせるから
駅から出て待ってろ」と。
そのまま兄に連れられて
夜間も見てくれる病院に行くことになりました。
しかしそこでは
「電車に乗ると空調で暑いからかな。
胃が疲れてるかな」
とか言われ、胃薬だけ出されたのでした。
もちろんそれではなにも解決されず、
子供の頃から通っていた町医者のおじいちゃん先生に相談したら
「そうかそれは困ったな。…ちょっと安定剤でも飲んでみるか?」
「アンテイザイ?なにそれ?」
「精神安定剤だよ」
と、軽めの抗不安薬を出してくれました。
そこで、私は気づいたのです。
あ、私は安定剤飲むような病気なのか、と。
で、心療内科を受診することになり、
「不安神経症」という診断をされたのでした。
当時勤めていた職場が
人間関係でとてもストレスを感じていたので
そんなことも要因だったんだろうなぁ。
体壊してまでいたくない!と思い
すぐに辞めちゃいました。
それからは、良くなったり悪くなったりを繰り返しつつ、
いくつかの仕事も変えながら(各駅ながら電車通勤もして)、
結婚、出産も経験できました。
私の場合は、
吐き気に極端に弱く、気持ち悪いかも…と思うだけで動悸やめまいがしてくる。
閉鎖された空間に弱く、出られないと思うだけで動悸や…以下同文。
何にもないときでも、たまにふと不安感?みたいなものがきて…以下同文。
乳ガンの術前検査のMRI、辛かったな~
造影剤で吐き気するかもしれない。
狭い筒のなかで40分身動きできない。
私的にはダブルパンチでした
今はひどいパニック発作を起こすことはほとんどなくなりましたが、
やはり多少の動悸やめまい、不安感は常について回ります。
電車は今でも急行はちょっと苦手です。
各駅なら大丈夫。
どうしても急行に乗らないとならない時は
音楽を聴いたりスマホいじり倒したり
冷たい飲み物を飲んだりフリスク食べたり
落ち着きのない人になります
抗不安薬のアルプラゾラムは常に持っています。
心療内科の元主治医の先生は
「薬を見方につけなさい。飲んで普通の生活が出来るならそれでいい」
と言ってくれました。
まぁね、薬を持ってれば安心だし
ちょっと怪しいなと思ったらすぐ飲むことで
普通に生活出来てるので全然いいんです。
薬の副作用も特にないし。眠くなるくらい。
パニック障害と乳ガン。
この二つはきっとずっと
頭の片隅に居続けることになるんだろうなぁ。
と思っています。
ま、普段はたいてい忘れてますけど