STING様のサイン入りベースを発見!
ここからニューヨーク2日目。
この日は日曜日、教会でゴスペルを見学してきました。
松尾公子さんというガイドさんが案内してくださり、地下鉄でハーレムへ。
このガイドの方が本当に素晴らしくて、アフリカ系アメリカ人文化にますます興味津々になりました。
ハーレム地区は20世紀の「アフリカ系アメリカ人の大移動」により、多くの黒人が流入、その時期に治安も悪化しシャッター街と化してしまいました。明るい街に戻ってほしいという願いを込めてフランコ・ギャスキン氏が描いたのが有名なシャッターアートです。
一緒に写真撮ってもらいました。
そしてハーレムには、あの有名なアポロシアターが!
今回ゴスペル見学したのは
Memorial Baptist Churchという教会。
礼拝という神聖な行事のため女性はスカート着用というドレスコードがありました。
また偶像崇拝をしないプロテスタント系なので、あまり装飾がないシンプルな教会でした。
ドラマーは駆けつけすぐに叩いてました。
オルガンの人は足でベースも弾きつつの伴奏、さらにメインで歌ったり手拍子を煽ったりリーダーという感じ。
歌っている人々は楽しそうに、でも時に天を仰ぎながら、涙を流しながら歌っていました。
ゴスペルはGod Spell=神の福音という意味。教会内では 神 対 自分 だから人のことは気にせず自由なのだそうです。だからみんな好きなように手を叩き、踊り、歌い、泣く。
ここからは私見も含みますが、神とは崇める存在というよりは、自分と見つめ合い自分と対話するための存在なのかもしれません。神が存在することによって自分のためだけに頑張るという感覚とはどこか違っている。また人は他人のためなら頑張れるということもあるが、他人は裏切ることもあるかもしれない。神は裏切らないし孤独にならずに済むから、ひとりひとりが自信と誇りを持って生きることができるのではないかと感じました。
教会のドレスコードも格式を示して敷居を上げているわけではなく、自分を高めるためのひとつの方法なのかもしれません。
つづく