2017年5月。
再々発した子宮頸がん。
もう打つ手はほぼないと思っていたものの、手術できる可能性を示され、わずかな希望が見えてきました。
さっそく紹介された「がん専門病院」に初診予約の電話をします。
こういう電話って緊張しますよね…。
「あの、子宮頸がんの再々発患者なのですが…。こちらの病院で手術を受けるようにと紹介状をもらいました。産婦人科の予約をお願いしたいのですが…」
「…こちらの病院に『産婦人科』はありません。『婦人腫瘍科』でよろしいでしょうか?」
しまった
診療科の名前を確認してなかった…
そうです。「がん専門病院」に「産」があるわけはありません。(言い訳がましいですが、総合病院の先生が書いてくれた紹介状の宛先が「産婦人科」だったのです…)
「は、はい。そちらでお願いします」
電話の相手がかわりました。
これこれこうで…と自分の病状を説明すると、
「わかりました。それでは初診の予約をお受けします。ですが、まず『にゅうせんしゅようないか』で診ていただくことになります。」
…にゅうせんしゅようないか?
…ニュウセン乳腺
私、子宮頸がんなのですが…
「手術ができるようなら『婦人腫瘍科』になりますが、もし手術ができないなら『にゅうせんしゅようないか』になりますので、まずはそちらを受診していただくことになります。」
説明を聞いてもいまいちよくわかりませんでしたが、とにかく初診の予約を取り、「がん専門病院」に行くことが決まりました
手術ができるかどうかもわからない状況ながら、物事が少しずつ進んでいくことに、だんだん自分自身の気力も戻ってきました
絶対に諦めない
そんな気持ちで、ついに「がん専門病院」の初診の日を迎えました。
※後にわかりましたが、「乳腺・腫瘍内科」は乳がんだけでなく、再発子宮頸がんなど婦人科がんの主に抗がん剤治療をする科でもあるということでした。
電話だったので「乳腺・腫瘍内科」でなく「乳腺腫瘍内科」という乳がん専門の科のように聞こえたのでした
そして…
ここ数回、とてつもなく重く暗い話が続いて本当に申し訳ありませんでした
皆さまの爽やかな朝にふさわしくない暗い展開で、たいへん心苦しかったです。
そんな時にも大勢の方にいいねやコメントで励ましていただき、心から感謝しています。
これから多分、ちょっとずつ明るくなっていく…気がしないでもないような…。なるといいな…。
今日も読んで下さってありがとうございました