こんにちはニコニコ
 

今日は、新品の筆のおろし方について
お話ししたいと思います。
(おろす=使用する部分を
柔らかくほぐすこと)
 
 
秋田県では小学3年生から、授業で毛筆を学びます。
すでに習字教室などに通っているお子さんは、筆のおろし方を知っているかもしれませんが、
知らないもしくは、忘れてしまったお子さんが大半ではないかと思います。
 
 
きっと学校で、初めて習字をするときに、先生が教えてくれるかもしれませんが、

二回目に筆を購入したときには、
自宅でおろしていく必要もあるかと思いますのでそのときの参考になればと思います。
 
大人になってから、書道を始めるという場合も、参考にしてくださいね♪
 
下矢印下矢印下矢印
 
 

 
新品の筆はで固められています。
(クセ毛を伸ばすためだそうです)

 

その状態ですぐに墨をつけてもなかなかほぐれませんし、無理をすると筆を痛めてしまいますのできちんと糊を取るところから始めましょう。

 

 



大筆(漢字などを書く太めの筆)の場合
 
まずは先端を柔らかくします。指の腹で優しくもみほぐします。柔らかくなったら少しずらしてもみほぐす。そして、それを根元まで繰り返します。
 
※硬くてほぐれない場合は水かぬるま湯につけながらほぐしましょう。
しっかりほぐれて、やわらかくなったら水かぬるま湯につけて、糊のヌルヌルとした感じがなくなるまで、やさしくもみながら洗い流しましょう。
出来たら、根元から毛先に向かって2回くらい扱き出すようにして水気を切ります。毛の流れをきれいに整えるような感じでやると良いです。
そして吊るせるところがあれば、吊るして乾かしましょう。
(吊るせない場合は、古紙やキッチンペーパーなどの上に置いておくと乾きます。そのときに、毛が折れたりしないように気をつけましょう)
 
乾いたら、次に書くときに使いやすいように、ほぐして、ふさふさした状態にしておくと良いです。
こんな感じに。↓
image
※はじめから↑このような状態で売られている筆は、おろす必要なしです。
 
 
 
 
 
小筆(名前を書く細筆)の場合
 
※根元までほぐしません。(ほぐさないことがほとんどです)

使いたい部分だけをほぐします。
目安として、毛の長さの1/3だけほぐすのが良いとされています。
 
根本までもしくはそれに近いくらい沢山ほぐしてしまうと、初心者のかたはすごく扱いづらくなってしまいます。
ですので大筆と違い、水につけたり、糊を洗い流したりしないことをおすすめしますが、
もし、固すぎてほぐれない場合は少しだけ水をつけて見てください。
 
つまり、書くときも墨汁を根元までつけてしまうと、全部ほぐれてしまう可能性が高いので、
墨汁をつけるのは、ほぐした部分のみとなります。
 

 
以上が新品の筆のおろし方になります。
 
 
 
上級者のかたは、小筆を根元までおろした方が書き易いということもありますので、臨機応変にお願い致します。



動画もあります↓↓↓

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