カゼを始め、病の元は「気」と「食」、「環境」ということができるでしょう。カゼやインフルエンザが流行るこれからの時期に留意すべき点について、整理してみたいと思います。

 

 まず「気」。想いや意識のあり方が、病気に大きく影響します。脳の働く場所が顕在意識の新皮質中心になっていると、生命力は上がりません。逆に脳幹・爬虫類的脳(古脳)がしっかり働くと、生命情報はフルに機能して、生命力は飛躍的に上昇し、病気も治ります。目先のことばかりに捕らわれたり、緊張状態が続くような生活をしていると、病気にかかりやすくなります。精神をリラックスさせ、ゆったりと深い呼吸や瞑想をするなど心がけることが大切です。

 

 次に「食」。活性酸素は過剰になると、細胞や組織を酸化してサビつかせます。活性酸素を発生させる物を食べ過ぎない、酵素やファイトケミカル(植物が持つ化学物質、ポロフェノール・カロチン・カテキン・イソフラボンetc.)などを取り入れて活性酸素を解毒させましょう。

 

 活性酸素発生の原因は、過酸化脂質・トランス脂肪酸・白砂糖・薬品・タバコ・アルコールなどがあげられます。食品では、白砂糖を筆頭に、マヨネーズ・ドレッシング・マーガリン・インスタントラーメン・揚げ物・ポテトチップスなどの化学的に抽出したトランス型の油が、体のすべての器官に有害となります。

 

 「環境」に関しては、大気や水の汚染・電磁波・紫外線・ストレス・食品添加物などが考えられます。ちなみに日本国内で使用されている食品添加物は、指定(合成)添加物360種類、既存(天然)添加物が450種類の計810種類で世界一です。アメリカでは140種類、イギリスではたった14種類に押さえられているにもかかわらずです。あまり問題視されていませんが、国民の健康のために是非減らして欲しいものです。日頃から添加物に気を配ることも健康を守る自衛策といえるでしょう。

 

 カゼの予防としてうがい・手洗い以外に、以上のようなことが挙げられると思います。カゼぎみだと思ったら、一食抜くなど、量を食べ過ぎないこと、甘いもの、油ものを控えることです。梅醤番茶や梅肉エキスを飲むのも有効です。

カゼを召しませんように、お元気でお過ごしください。


心に響く言葉

  少し食べ、少し飲み、そして早くから休むことだ。

これは世界的な万能薬だ。        ドラクロワ