10月5日、目黒の雅叙園で、デヴィ夫人主催の慈善晩餐会が開かれた。
今までデヴィ夫人について、時々テレビで爆弾発言をなさる元気な女性くらいにしか思っていなかったが、突然ご縁をいただくこととなった。
彼女がイタリアの音楽コンクールのサポーターをなさっている関係で、そのコンクールで優勝したヴァイオリンの鉄くんが演奏することになり、その伴奏者として私も出演させていただくことになったのだ。
まだ小学2年生の鉄君は天真爛漫なおちゃめな男の子。のびのび育つ中で彼自身が大好きなヴァイオリンを弾いている。そのテクニックはもちろん、表現力にも舌を巻く。
今回はウィニアフスキーのポロネーズ・ブリランテを演奏した。
会場となった雅叙園の広さと豪華さにも驚いたが、舞扇という大会場に着くと、デヴィ夫人は受付で何か書類のチェックをなさっていたようだ。
彼女は来場者のリストに目を通し、出演者の控室にも、テーブルのお花にも、晩餐会に関わるすべてのことを把握し、指示を下しているようだった。
とにかくよく働く。ずっと動き回っていらした様子だった。加えてご自身が日舞を演じる。
いやはやスーパーウマンだと感心した。
リハーサルでは「伴奏の窪田さん」と私の名前をきちんと呼んでくださるのもびっくりだった。
いろいろ批判する人はいるかもしれないが、彼女の行動力とパワーを目の当たりに見たら、誰も敬意を持つのではないだろうか。