●日本語●
◯題名◯
アンの夢の家
◯翻訳者◯
村岡花子
◯出版社◯
新潮文庫
◯ISBN◯
4-10-211306-1

◆英語◆
◇題名◇
Anne’s House of Dreams
◇作者◇
L. M. Montgimery
◇出版社◇
Sweet Cherry Publishing Limited
◇ISBN◇
978-1-78226-447-7

■スペイン語■
□題名□
Ana y la Casa de sus Sueños
□翻訳者□
Elena Casares Landauro
□出版社□
Ediciones Toromítico, S.L.
◇ISBN◇
978-84-15943-32-7

Part4 (Chapter 31 - 40)
31.
【日】解放
【英】The Truth Makes Free
【墨】La libertad os hará libres
【英】【墨】
読んだ日⇒2024年6月24日
感想⇒物語がひっくり返る、うーん、誰も思わなかったところから事実が明るみに出る。

最近、感受性の磨き方に対する村上春樹さんの考え方をTwitter(X)で見つけた。その方が引用していた部分を私も引用します。

“ひとつだけ言えるのは、気持ちよく生きて、美しいものだけを見ていても、感受性は身につかないということです。”

https://x.com/01mino20/status/1804107560229998985?s=46&t=CIah8A451cc6xK7wI0PnTw

 


これで、レスリーよかったね、とは決してならないけれど。でも、今後この章を読むたびにこの村上春樹さんのご回答を胸に刻む続けたいと思います。


32.
【日】ミス•コーネリアの意見
【英】Miss Cornelia Discusses the Affair
【墨】La señorita Cornelia discute el asunto
【英】【墨】
読んだ日⇒ 2024年6月25日
感想⇒日本語の題名、なるほどなぁって思う。動詞ってよく知ってる単語だと思っても辞書引くと知らなかった意味があったりするから面白いですよねニヤリ電子辞書好き。

引用は、海外の人たちは聖書を学ぶ事を通して、慮る事や他者の痛みや苦しみを想像する事を学ぶんだろうな、って感じた部分です。神様のカルテだったかなぁ?他者の気持ちを知るために本をたくさん読みなさい、みたいな文章があった気がするんだけど、同じイメージがあります。

It’s a mercy the Lord doesn’t answer all our prayers. I’ve been praying hard right along that the operation wouldn’t cure Dick.(コーネリアさんの引用)
Well, he answered the spirit of your prayer. You really wished that things shouldn’t be made any harder for Leslie.(アンの引用)

Es una suerte que el Señor no escuche todas nuestras plegarias. He estado rezando mucho para que la operación no curara a Dock.(コーネリアさんの引用)
Bueno, Él ha escuchado el espíritu de su oración. Usted lo que quería de verdad era que las cosas no fueran aún más duras y difíciles para Leslie.(アンの引用)

33.
【日】レスリー帰る
【英】Leslie Returns
【墨】El regreso de Leslie
【英】【墨】
読んだ日⇒2024年6月26日
感想⇒クライマックスな章。全てが味わい深い。海外の人の考え方。他者を嫌いになる事に対する考え方。読みながら考えて、読んだから考えさせられる章です。

34.
【日】夢の船港へ着く
【英】The Ship’s Dreams Comes to Harbor
【墨】El barco de los sueños llega al puerto
【英】【墨】
読んだ日⇒2024年6月27日
感想⇒オーウェンかと思ってたらジェームズだった!マシューとマリラが出てくる、嬉しい章でした。涙なしでは読めません。

35.
【日】港の町の政治
【英】Politics at Four Winds
【墨】Política en Cuatro Vientos
【英】【墨】
読んだ日⇒2024年6月28日
感想⇒カナダの政治の話(語彙力つく!)、おもしろ話、そしてジム船長とアンの、もうすぐ来るジム船長の最後の航海についての話。

最近Twitter(X)で、心が切り裂かれる怒りにかられた犬残虐殺しブリーダーの話を見た後だったから、涙が止まらなかった。


引用は、ジム船長がアンに暗唱を頼んだテニスンの詩です。

— Alfred, Lord Tennyson, "Crossing the Bar" (1889)


Sunset and evening star,
And one clear call for me!
And may there be no moaning of the bar,
When I put out to sea,

But such a tide as moving seems asleep,
Too full for sound and foam,
When that which drew from out the boundless deep
Turns again home.

Twilight and evening bell,
And after that the dark!
And may there be no sadness of farewell,
When I embark;

For tho' from out our bourne of Time and Place
The flood may bear me far,
I hope to see my Pilot face to face
When I have crost the bar.


36.
【日】よみがえる愛情
【英】Beauty for Ashes
【墨】Belleza de cenizas
【英】【墨】
読んだ日⇒2024年6月30日
感想⇒ドーラに彼氏ができた話から始まり、レスリーの人生が動いた話で終わります。レスリー、自由になってもお金ないだろうから、大学にも行けず、旅行にも行けなかったから、オーウェンが来るのからどちらにせよ逃げられなかった気がする。私はこの終わり方はとっても童話というか、ハッピーエンディング的で、そこまで感動できないけど、レスリーが幸せに前向きになれたのは嬉しい照れ

また、残り数話だよ。寂しいショボーン

37.
【日】意外なニュース
【英】Miss Cornelia Makes a Startling Announcement
【墨】La señorita Cornelia anuncia algo sorprende
【英】【墨】
読んだ日⇒2024年7月1日
感想⇒コーネリアさん、ギルバート、アンが仲良く話す会。控えめに言って、すんごい読んでいて楽しかった。生き生きした会話文、しかも楽しいジョークが入る会話って楽しい!

コーネリアさんの、推す政党は現世のものだけど、宗教は両方(現世と来世)のもの、ってセリフが確かになぁーって思った

38.
【日】赤いばら
【英】Red Roses
【墨】Rosas rojas
【英】【墨】
読んだ日⇒2024年7月9日
感想⇒悲しみと幸せが同じだけの割合で存在する章だった。幸せだけど、同じ分だけの過去の悲しみと未来の不可避の悲しみが横たわっていたんです。レスリー、ジム船長、この巻を動かしたキャラクターでした。

下記引用は、ジム船長がレスリーとアンを表現した言葉に対するアンのセリフです。このセリフ、ドラマ『アンナチュラル』の5話で中堂先生が言ったセリフに似てる気がします。だから、ミコトが涙した。私は「生きてていいのか」って思う時が多々ある。そんな時の支えになる言葉たちがこの引用と、アンナチュラルの中堂先生の言葉です。
※アンナチュラル、今Netflixで見られます!
“Perhaps Captain Jim sees us both through the rose-colored spectacles of his love for us. But we can try to live up to his belief in us, at least.”(引用)

Quizás el Capitán nos ve a las dos a través de los cristales rosados de su amor por nosotras. Pero al menos podemos intentar vivir a la altura de lo que ha dicho.”(引用)


39.
【日】ジム船長の出発
【英】Capitan Jim Crosses the Bar
【墨】El Capitán Jim cruza la barra
【英】【墨】
読んだ日⇒2024年7月10日
感想⇒涙で文字が読めず苦労した。この章の題が現在形で、最後のギルバートのセリフは完了形なのがつながりを感じて好きです。また、ジム船長とギルバートの関係性も表してる気がします。
“Yes, he sleeps - well,” he added quietly. “Anne, Captain Jim has crossed the bar.”(引用)
- Sí, duerme…Bueno - añadió en voz baja-. Ana, el Capitán Jim ha cruzado la barrera.(引用)

40.
【日】夢の家とのわかれ
【英】Farewell to the House of Dreams
【墨】Adiós a la Casa de los Sueños
【英】
読んだ日⇒2024年X月X日
感想⇒
【墨】
読んだ日⇒2024年X月X日
感想⇒




※スペイン語版は、出版社にこだわりました。インタースペインで在庫がなく取り寄せいただけなかった分をAmazonスペインで購入しました。