"昭和天皇の御名御璽がある物が無効だなんて!?”じゃあなぜ大幅に変更するの? | にっぽんを守りたい!ブログ

"昭和天皇の御名御璽がある物が無効だなんて!?”じゃあなぜ大幅に変更するの?

もうじき、最終の本が出版されますよ~。本日までカナ付けの間違いを探して、著者の南出喜久治先生にやっとこさ送りました。

さて、先日とある講演会で”日本国憲法は押し付けられた憲法で偽物だから、改正をしなくてはいけません!”と言う主張をしていらっしゃる、とあるK大先生が
”日本国憲法は押し付けられた憲法で偽物で、憲法ではなくてサンフランシスコ講和条約の一部だから、無効宣言が必要ですよ”という別のM大先生がお話をしていらっしゃる最中に

『昭和天皇が御名(ぎょめい)・御璽(ぎょじ)をされた日本国憲法が無効だとは何事か!失礼だ!』などと大声を出して、講演会の壇上から去っていかれたらしいのですが(^o^;)


さてさて、この勝負の説明を・・・

この

『昭和天皇が御名・御璽をされた・・・』この一言で、日本国憲法が憲法として有効だと言われるこの考えを”承々必謹(しょうしょうひっきん)”と言います。


このK大先生、昭和天皇が御名御璽をなさった物を”偽物の憲法”だという風におっしゃる訳なのですね。
昭和天皇が御名御璽をなさった物だから”憲法を守る(日本国憲法の護憲)”というのならばつじつまは合う訳ですが、このK大先生の一番の目的は96条の改正だそうです。

よく源氏物語を読む時に国語の先生が『時代背景を考えて・・・』なんて事を良くおっしゃいますが、

当時、

日本人が食料もなくて、エネルギーもなくて、人がどんどん餓死していく状況の中で、GHQの押し付けてきた憲法であっても、御名御璽をされたという時代背景を考えて見れば、この承々必謹によって、日本国憲法が憲法として無効だ


という事が想像できると思っています。


ちなみに、M先生はK大先生がこんな風に出ていった部屋、聞きに来た方々がざわざわしている中でこの矛盾点について説明をされたそうです。大声を出して、出て行ったK先生、矛盾点を指摘されているなんて悲しいお話ですね。