校長先生は私が現在の小学校で聞いた話を淡々と話すと驚いたように、「当校では支援級と普通級は転籍できていますよ」と言い始めた。

 

今度はこちらが驚く番だ。

 

「一体どういうことですか?」

 

「もちろん今日・明日にいきなり転籍はできませんが、後期からの支援計画で翌年から支援級から普通級に転籍したいという希望がありましたらそのために準備期間を設けて支援級から普通級への転籍をするようにしています。」※どんぐりの住んでいる地域は二学期制です。

 

「それは例えばうちの息子が来年御校で支援級に通い、5年生のときには普通級に移りたいなどの希望を出せるという事ですか?」

 

「そうです。息子君のお話を聞くと現在は個別級で学習をしっかりやっていき、苦労している部分をカバーしたうえで高学年になったときに普通級に移り中学進学を目指すというものです。」

 

確かに高校受験の時点では普通級に通い受験できるようにするのがベストではある。

しかし、現在お世話になっている小学校とそんなに距離としては離れていないのにこの違いは一体何なんだろう?