D-WARS

ゆかいなおっちゃんの映画日記-D-WARS
Amazonより


さてさて、巷で最悪の評価の『ディー・ウォーズ』です。

実はD-WARSのDとはドラゴンのDだってことも知らず、
もちろんの事感国映画だってことも全くしりませんでした。

普段から韓国映画を評価していないと言っているので、
よほど興味が引かれないと韓国映画を見ることはないのですが、
たまにこんな芋を引くようなことがありますね。

なんせ、舞台はアメリカ、メインの登場人物も全て米国人ですから、
なんも知らなかったら韓国映画だとは思いませんよ。

それはともかく映画の方ですが、幼稚園の学芸会の脚本でも
もう少し内容があるんじゃないかというようなストーリーです。

冒頭に年寄りが少年のときの主人公に伝説を語るのですが、
それがまぁ冗長。そしてこの映画のストーリーはここだけ。

後はひたすらモンスターが暴れまくるだけです。

演出も俳優さんは目が泳いでるし、台詞をただ待っているだけだったり、
監督の指示が俳優さんにとどいてないのかと思います。

しかしそんな事もどうでも良くなる脱力加減ですよ。

それでも見所はしっかりあって、
車を蹴散らしこちらに向かって疾走してくるモンスタースネイクだとか、
高層ビルに巻きついてヘリコプターにかみつく絵だとかはとてもいい。

B級映画好きとしてはこの映像は大好物なんですが、
ここからまだまだ怒涛のごとく見せ場が無理やり詰め込まれていきます。

なにせ、怪獣も軍隊になって行進してくるんでっせ。
鎧着た雑魚キャラとか、もう最高!
それに対して人間側も軍を投入してもう戦争状態。

ものすごい熱い心と大量の製作費をじゃぶじゃぶ投入して、
こんなくっだらない映画しか作れなかったというのが、もう最高!!

『ディー・ウォーズ』はもうB、Cではなく、Dマイナス級の映画ですね。

最後まで読んでくださったあなたに、全ての良き事が雪崩のごとく起きます。