アクセス数が増えるほど人質が早く死ぬ殺人ライブ中継サイト!
しかもアクセスを遮断しようにも、IPアドレスをロシアでランダム生成し、
絶対に足がつかない、又半永久的に持続され表示される!!

まぁ、実際にはIPなんてものもは、瞬時に変わるものでないし、
ましてや海外のサーバー経由ならさらに時間がかかる。
(国内でも切り替えてから15分くらい、国内全ての経由する
サーバーに浸透するのに24時間。海外となると1週間くらい)

だから完全にフィクションとして楽しんでいいのだけど、
この設定が全く生かされてなかったなぁ。

サスペンスなんでちょこっと書くとネタばれになるのが厳しいんだけど、
基本的にアクセスが増えれば死ぬってのが、見てて伝わってこない。
ドキドキ感が画面から伝わってこないんだよね。

まず、FBIがアクセスを減らす努力も遮断する努力もしない。
ぶっちゃけた話、アクセスした人間は殺人幇助を適用するって、
記者発表して、何人か逮捕すれるとかして、抗議行動が起こったりして、
FBIが追い込まれてとかね、そういう展開もないし。

さらにFBIのネット対策チームが、まるで機能していないんだよねぇ。
ネット犯罪なんだから、ハッキング合戦がないと・・・。

FBIが一方的にやられっぱなしだし、以外と早く犯人に行き当たるんだけど、
その方法も全然サイバーポリス的じゃないんだわ。

あげくの果てに犯人は逃げる気がないしねぇ。

こういうのって犯人がわからない方が怖いし、
わかったとしても行動が予測できない方が怖い。

でもこの映画、犯人が判明した時点で、全部予定調和に向かっちゃった。

『ブラックサイト』はSawのあの怖さには全然及ばない映画でした。


最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。