『捕鯨に関する一考察』(その3)。 | アンダンテでゆこう。

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結局、捕鯨問題の難しさは捕鯨を託つけての利権争い・と言う事に尽きると思います。

なんで日本が南極での調査捕鯨にこだわるのか・。
なんでオーストラリアは訴えを起こしたか。
2で述べた様に、牛肉を売る為、ホエールウォッチングの観光資源を守る為、これが差し当たっての目的。

最終目的は将来、南極海、ならびに南極大陸の資源が欲しいからです。

これは竹島や北方領土だって同じです。

漁場としてはもちろん・。もしかしたら石油が出るかも知れないし、今はまだ発見されてない新しいエネルギー源があるかも知れない・。

まして南極は、まだまだ未開発な土地、未開発な海ですからね・。
各国の観測基地があるのは、その為でもあります。

調査捕鯨か商業捕鯨かなんて言ってしまえば 実のところそんなに大した問題ではないんです。

つまり日本としては、捕鯨調査で実績を上げ、南極のスペシャリストとしての地位を確立して置きたい。

オーストラリアからしたら 自国の領土領海と主張してまで 何がなんでも確保したいんですから 反捕鯨運動は場所取り・締め出しには格好の材料なんですよ・。

だからシーシェパードだって黙認している。実際見事な番犬として機能してるんですから・。

だから政治家で捕鯨の時代は終わったなんて言ってる人は、極めて稀な誠実な人か、大局が見れない大馬鹿者か・という事なんです。