2009年1月1日(木)【大安】ど晴れ。
0時30分。
メタボ脂肪犯の目方検視郎は体重刑に処された。
言い換えるならばそれは
体重計に乗った…という事である。
服装、眼鏡のみ。
眼鏡の重さは定かではないが、
服装はそれのみであるから
かなり正しい測定ではないかと思われる。
95キロ。
空き巣が入った後の様に荒れた彼の部屋の
《資料》と称された山積みされた書籍の中に
刑事・森側(モリソバ)は一冊の本を見つけた。
『いつまでもデブと思うなよ』 岡田斗司夫
しかし…刑事・森側は思う。
「果たして食べた物をただ書くだけで
人間は痩せるのか。」
だが目方検視郎は知っている。
「食べた物をただ書くだけがいかに大変かを…。」
正月気分も抜けた今
ついにあの目方検視郎と刑事森側の
戦いが再開される(…と思う)。
それは
ヘルシーと美味しいの
美と食欲の
日々の健康と一時の満足の
同じカードの表と裏の
終わる事を知らない戦い記録なのだ。