[シドニー 2日 ロイター] - オーストラリアのターンブル首相は2日、連邦議会での審議行き詰まりを解決するため、両院を解散し総選挙を前倒しで実施する意向を示した。政府高官が明らかにした。与党自由党の非公式会議での発言だという。
この場でターンブル首相は、任期は最後まで務めるとしたものの、「両院解散」と呼ばれる選挙の実施については否定しなかったもようだ。これまでこの制度が豪州で適用されることはまれだった。
政府高官によると、首相は「両院解散について、適用できる選択肢であり評価・判断するべきだと述べた」という。さらに「総選挙の時期については8―10月に行うのが普通だが、確定されたものではないとも述べた」ことも明らかにした。
首相の広報担当者は、選挙のタイミングに関する観測にはコメントしないと述べた。
上院では与野党の議席数がきっ抗しており、自由党のアボット元首相は給付金制度や高等教育、産業構造改革など分野で保守的な政策を推し進めようとしているが、無所属議員や中道左派の労働党議員からの反対に遭っている。
豪放送協会は、労使関係を所管する監督機関を復活させる法案が上院を通過しなければ、ターンブル首相には両院解散に踏み切る可能性があると報じた。
この場でターンブル首相は、任期は最後まで務めるとしたものの、「両院解散」と呼ばれる選挙の実施については否定しなかったもようだ。これまでこの制度が豪州で適用されることはまれだった。
政府高官によると、首相は「両院解散について、適用できる選択肢であり評価・判断するべきだと述べた」という。さらに「総選挙の時期については8―10月に行うのが普通だが、確定されたものではないとも述べた」ことも明らかにした。
首相の広報担当者は、選挙のタイミングに関する観測にはコメントしないと述べた。
上院では与野党の議席数がきっ抗しており、自由党のアボット元首相は給付金制度や高等教育、産業構造改革など分野で保守的な政策を推し進めようとしているが、無所属議員や中道左派の労働党議員からの反対に遭っている。
豪放送協会は、労使関係を所管する監督機関を復活させる法案が上院を通過しなければ、ターンブル首相には両院解散に踏み切る可能性があると報じた。