中国の貿易総額、政府目標を大幅に下回る

　中国の２０１４年の貿易総額は前の年と比べ３．４％の増加となったが、中国経済の減速や世界経済の回復の遅れが影響し、７．５％増加という政府目標を大きく下回った。

　中国税関総署が発表した去年１年の中国の貿易総額は、４兆３０３０億ドル、日本円でおよそ５０７兆円となり、前の年と比べ、３．４％増えたが、政府目標の７．５％増を大きく下回った。輸出は６．１％増となったが、前の年の７．８％増から鈍化しているほか、輸入も０．４％増と、前の年の７．２％増から大きく失速している。

　税関総署は貿易額が減った理由として、世界経済の回復が遅れていることや、中国での労働コストが上昇したことによって製造業などの輸出が減ったことなどをあげている。また、中国の景気が減速したことで、国内消費が伸び悩み、輸入も減ったことも原因とみられている。

　一方、日本との貿易総額はおよそ３１２４億３８００万ドルとなり、前の年と比べほぼ横ばいだったが、日本からの輸入が微増するなど縮小傾向にあった日中貿易が底打ちする兆しもみられる。

参考URL:http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2393387.html

＃統制社会の中でマイナス面が出ると言う事は、その影響を計算しての発表だろう。本当に当局予測と異なった場合には、担当高官は罷免処分ものである。